• イランとロシア、シリアに関する政治協議再開に向けた外交努力

シリアの戦略的な都市・アレッポがテロ組織の占領から解放された後、政治協議を再開するための外交努力が活発になっています。

アミーンザーデ解説員

イランとロシアの大統領は、24日土曜夜、電話で会談し、アレッポのテロリストに対するシリア政府軍の数々の勝利に触れ、「この勝利と同時に、政治協議が開始、継続されている」と強調しました。

ロシアのプーチン大統領はこの電話会談で、「現在、テロ組織との戦いと平行して、この勝利を協議再開のきっかけにすべきだ」と語りました。ローハーニー大統領も、外交努力の継続が必要だとした上で、カザフスタンの首都アスタナでの協議の開催は前進だとし、「カザフスタンは、シリアの政府と反体制派の和平協議を行うのに適している」と述べました。この問題について、IRIB網ーザーデ解説員は次のように語っています。

シリアの人々をテロリストの手から解放するための努力と平行して、政治協議を再開することは、最近モスクワで開催された、イラン、ロシア、トルコの外相会議の声明で強調された重要な点です。シリアのISISとの戦いにおけるイランとロシアの調整の結果は、現在、アレッポの戦争終結と解放によって明らかになっています。この成功は、シリアだけでなく、地域のテロとの戦いにおける転換点と見なされます。

シリアが残忍な攻撃を受けるようになってから6年近くが経過します。この間に、ISISやその支援者がシリアで行ってきたことは、歴史に残ります。現在、シリアのISISの問題の終結に対する希望が高まっています。イラクでも、政府軍や義勇軍の進軍により、テロ組織の根絶に向けた希望が倍増しています。

現在、地域で新たな変化が起こっています。その変化は、シリアやイラクだけでなく、地域全体に影響を及ぼしています。イランとロシアは、地域の情勢を注意深く観察しています。なぜなら、この情勢変化は集団の安全保障の一部であるからです。ロシアは、シリアでのISISの犯罪を受けて行動に出ました。イランもまた、イラクとシリアの問題に対する地域諸国の権利に沿った地域政策の枠内で、軍事顧問の支援を行い、テロとの戦いが真の形で現れるよう努めました。この協力は、イランとロシアの同調が、変化の形成につながりうるものであり、その目的は、地域に安定と治安を回復させることであることを示しました。

今、今後の流れへの注目が集まっています。その未来は、これまで、イラクやシリアのISISの戦争による難民や子供、女性たちにとって曖昧なものでした。恐らく、ほんの数ヶ月前まで、あらゆる会合において、シリア問題を解決する唯一の方法としての政治協議について語られるたびに、テロの支援者たちは、それを真剣に捉えていませんでした。なぜなら、シリアの問題は終了したと考えていたからです。彼らは、シリアとイラクの未来は、ISISと西アジアの新たな分割の中にあると考えていました。

しかし現在、状況は変わっています。ISISの支援者は、自分たちが育てたシリアのテロリストを、どのようにして別の場所に移動させ、将来戻る可能性を残すかについて考えています。重要なのは、ISISなどのすべてのテロ組織が根絶されるべきだということです。しかし、このような戦いと共に、シリアの最終的な解決策は、シリアの国民の権利を尊重し、政治協議を行うことのみだということを忘れてはなりません。シリアの国民が、この国の将来の決定者です。

イランとロシアは、地域の問題解決に真剣であることを行動で示し、このような協力は、シリア国民がテロから完全に解放されるまで続けられます。しかし、テロリストは国境を知らず、テロの危険は世界中に広がっています。最近のドイツ・ベルリンでのテロや、トルコでのロシア大使の殺害、これらは皆、テロとの戦いのために、全ての人が力を合わせるべきであり、テロ組織との真剣な対応において、妥協は決して許されないということを示しているのです。

2016年12月25日19時10分
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