• イマームレザーと生活様式(14)

イスラムでは、両親への孝行と敬意が、最も重要な宗教義務とされています。イスラムの教えや預言者一門の勧告の中で、これほど強調されている事柄は他にありません。シーア派8代目イマーム、レザーは、父親に敬意を表することの価値について、次のように語っています。

「至高なる神は、3つの事柄を他の3つの事柄と共に実行するよう命じた。一つ目は、喜捨を伴った礼拝である。そのため、礼拝を行っても喜捨を施さなければ、その人の礼拝は認められない。二つ目は、父とともに母に感謝することである。両親に感謝しない者は、神にも感謝しないことになる。そして三つ目は、敬虔さを保ち、親戚づきあいをすることである。そのため、親戚づきあいをしない人は、敬虔ではないということになる」

イマームレザーはまた、両親に悪い態度を取る結果について警告し、次のように語っています。「神の預言者は言った。『両親に孝行しなさい。そうすれば、あなたの報奨は天国となる。だが、もし彼らに憎まれるようなことがあれば、それは地獄となる』」

イマームレザーは、アッバース朝の為政者、マームーンに送った書簡の中でも、両親への孝行に触れ、次のように記しています。

「両親への孝行は義務であり、必ず行うべきものである。たとえ彼らが多神教徒や不信心者であったとしても。だが彼らが神に背くのであれば、彼らに従ってはならない」

イマームレザーは、父親に従うよう勧めるとともに、常に人々に父親への敬意を呼びかけています。イマームレザーは次のように語っています。

「父親に従い、孝行しなさい。また父親に対して謙虚になり、その偉大さを認め、賞賛しなさい。また、父親の前では落ち着いた口調で話しなさい。子供は父親から生まれたのであり、子供は父親の一部である。もし父親がいなかったら、子供も存在していなかったのだ」

イマームレザーはまた、父親の地位の重要性について次のように語っています。

「至高なる神の力を借りて、両親の満足を得るために、あなた方の財産や尊厳、命を利用しなさい。まことに神の預言者はこのように語っている」

「あなたとあなたが持つものは皆、父親に属する。そのため、自分と自分の財産を父親に捧げ、父親の満足を得るためにそれを使いなさい。父が生きているうちは彼に従い、彼に孝行しなさい。そして父の死後は、父のために神の慈悲と赦しを求めなさい。誰でも生前に父親に孝行しながら、死後に父のために祈ることを忘れた者を、神は反抗者と呼ぶ」

2017年03月12日16時54分
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