• 最高指導者のイスラエルへの対抗の強調

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、パレスチナ問題を忘れたり、過小評価することは、大いに危険だとしました。

ハーメネイー師は26日月曜、断食明けの祝祭に際して、体制責任者や様々なグループ、イスラム諸国の大使とテヘランで会談し、「パレスチナはイスラム世界の第一の問題だが、一部のイスラム諸国は、パレスチナ問題を無視し、忘れてしまったかのように行動している」と語りました。また、パレスチナ・イスラム国家に対する占領や、パレスチナの国民の祖国からの追放に触れ、「イスラム法によれば、イスラムの地に対する敵の占領に対抗する中で、すべてのイスラム教徒は可能な形で抵抗し、聖戦を行う義務を負っている。このため、今日、シオニスト政権イスラエルとの戦いはすべてのイスラム世界にとって必要であり、義務だ」と述べました。この問題について、IRIBキャラミー解説員は、次のように語っています。

イギリスの扇動行為により、1948年、シオニスト政権イスラエルが誕生しました。第一次世界大戦後期にイギリスの外相をつとめたバルフォアは、その悪しき宣言により、シオニスト政権の基盤を築きました。このイギリスの扇動行為により、パレスチナ人が祖国から追放されるプロセスが始まり、パレスチナの人々の祖国が強奪されただけでなく、数百万人の人々が難民化しました。パレスチナ統計センターの発表によれば、現在もおよそ600万人のパレスチナ難民が存在し、シオニスト政権の占領により、彼らはさらに厳しい状況の中で生活しています。

パレスチナの土地の占領と、パレスチナ人数百万人の難民化と同時に、シオニストは様々な形で、パレスチナ問題がイスラム諸国とその国民にとっての最重要な、そして緊張を含む問題ではないと見せかけようとしてきました。シオニスト政権は様々な形で陰謀を追求しています。分裂などの危機の創出、イスラム諸国におけるテロ支援、一部のアラブ諸国への勢力の伸張に向けた努力、これらはイスラム教徒の第一の敵としての矛先をそらす目的によるもので、パレスチナ問題をありふれたものに見せるためにアメリカと協力する中で行われる、シオニスト政権の陰謀なのです。

一部のアラブ諸国の行動も、はじめはイスラム諸国の国民感情をパレスチナ問題に対して薄れさせ、最終的にはこの問題を忘れさせる目的での、シオニスト政権の陰謀を補完するものです。パレスチナ国民の真の友好国、つまりイランに対する根拠のない疑惑を提示するサウジアラビアなどの一部のアラブ諸国も、シオニスト政権に近づき、パレスチナ問題を忘れさせる行動を正当化する機会を作り出そうと努力しています。サウジアラビアの政府関係者はこの数年間、定期的にシオニスト政権の首脳と会談を行っています。サウジアラビアのサルマン皇太子は、アメリカやシオニスト政権の協力を受けているとして、シオニスト政権との関係を築いています。これに関して、シオニスト新聞ハアレツは、先週木曜、2015年、サルマン皇太子はシオニスト政権の占領地を訪問しており、また定期的にこの政権の責任者と会談を行っていると伝えました、

サウジアラビアの現在のイスラム諸国としての政策は、イスラム世界全体に深刻な被害を与えるものとなっています。パレスチナの土地の収奪という犯罪行為や、数百万人のパレスチナ人が難民化し、女性や子供をはじめとするパレスチナ人が日常的に殺害されている事実を黙認することで、こういった犯罪に手を染めるシオニスト政権に合法性を与えています。

このような状況の中で、ハーメネイー師の言葉によれば、団結し、分裂を控えることがイスラム諸国全体の利益であり、イスラム世界の第一の問題としてパレスチナ問題に共感することで、この問題の重要性を薄れさせたり、忘れ去らせたりすることを避けるべきなのです。

2017年06月27日18時24分
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