• 聖地ベイトルモガッダス
    聖地ベイトルモガッダス

アメリカ政府が、テルアビブにあるアメリカ大使館の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムへの移転を決定し、この町をシオニスト政権イスラエルの首都と宣言したことに対し、イランの政府関係者が強い反発を示しています。

アメリカのトランプ大統領

アメリカのトランプ大統領は、6日水曜夜、地域や世界の大規模な反対をよそに、アメリカはエルサレムをイスラエルの首都として正式に承認すると発表しました。

トランプ大統領はまた、アメリカ国務省に、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転する準備を整えるよう求めました。

聖地ベイトルモガッダス

聖地ベイトルモガッダスには、イスラム教徒の最初のキブラ・礼拝の方向であるアクサーモスクが存在し、イスラムの3大聖地のひとつですが、1967年からイスラエルに占領されています。

ローハーニー大統領とエルドアン大統領

イランのローハーニー大統領は、6日、トルコのエルドアン大統領と電話で会談し、イスラム世界の優先事項の1つは、パレスチナと聖地ベイトルモガッダスの問題、そしてシオニスト政権の誤った行動への対処だと強調し、「聖地ベイトルモガッダスは、分かつことのできないパレスチナ領土の一部だ」と語りました。

また、「現在、イスラム諸国とイスラム教徒は、聖地に対して非常に重大な責務を負っている」と語りました。

イランのジャハーンギーリー第一副大統領も、「聖地ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都に承認したアメリカ大統領の行動は、屈辱的な失敗に直面するだろう」と語りました。

イラン外務省

イラン外務省は6日夜、声明の中で、トランプ大統領がベイトルモガッダスをイスラエルの首都と宣言したことを非難し、これは国際的な決議への明らかな違反だとしました。

この声明では、ベイトルモガッダスがパレスチナ領土の一部であることが強調されると共に、「シオニスト政権は、アメリカの支援を得て、この町を完全に支配するために、本来の住民の追放、不動産の没収、聖地の民族構成を変更するための入植地の建設、イスラムの宗教施設や遺産の破壊を行っている」とされています。

シャムハーニー書記

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記も、6日、「ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都と宣言したアメリカ政府の決定による情勢不安の責任は、シオニスト政権とアメリカが負うことになる」と強調しました。

また、「この地の将来に関して決定を下す資格は、外からの移住者ではなく、本来の住民のみにある」としました。

2017年12月07日21時21分
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