2018年02月01日00時10分
  • ハーメネイー師
    ハーメネイー師

アフガニスタンでの最近のテロ攻撃や情勢不安は、この国のテロ、戦争、平和といった問題が、地域や地域外の複数の国や勢力と結びついていることを示しました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、30日火曜朝、イスラム法学に関する講習会の初めに、アフガニスタンでのここ数ヶ月の出来事で数百人の人々を殺害したことをISISが認めたことに触れ、次のように語りました。

 

「ISISを創設し、この組織をシリアやイラクでの人々に対する犯罪や圧制の手段にした者たちが、これらの地域で敗北した今、ISISをアフガニスタンに移動させようとしている。最近の殺害は、実際、このような陰謀の始まりだ」

アフガニスタンにおけるアメリカ軍

 

アフガニスタンでは、およそ40年前から、政治や安全保障の面で不安定な情勢が続いています。残念ながらアフガニスタンは、今も深刻な情勢不安に直面しており、このような状況は、この国の政治的な安定を常に脅かしており、地域にもマイナスの影響を与えています。アフガニスタンの治安は、アメリカが情勢不安を操作しようとしていることを示しています。このことは、独自の立場をとるアナリストが強調している点であり、アフガニスタンの情勢不安の拡大は、アメリカが、アフガニスタンでの長期にわたる駐留を正当化するための目的のひとつだと見られています。

アフガニスタンのカルザイ元大統領

 

アフガニスタンのカルザイ元大統領は、タイムズのインタビューで次のように語っています。

「アメリカは、テロを抑制するのではなく、テロ組織にさらなる門戸を開いている」

カルザイ元大統領は、「アメリカは、地域に過激派を作り出し、ISISを利用して地域諸国を弱めようとしている」と語っています。ハーメネイー師はこれについて、実際、アメリカの目的や陰謀を、地域の人々を自分たちの内的な問題に巻き込むこと、そして、アメリカ軍の地域における駐留を正当化するためのきっかけを作ること、という2つの側面から説明しています。ハーメネイー師は次のように語りました。

 

「アメリカは、この地域を常に混乱させ、地域の政府や国民が問題を抱え続け、覇権主義の勢力であるシオニストに対抗することを考えさせまいとしている。そのため、アメリカの支援するテロリストにとってシーア派であるかスンニー派であるかは関係がなく、シーア派からスンニー派まで、すべての民間人が彼らの標的である」

ハーメネイー師

 

アフガニスタンの10年以上に及ぶ占領は、アメリカが、自分たちの利益を、テロとの戦いではなく、情勢不安の拡大、戦争の継続、地域への軍事介入の中に見ていることを示しました。

アフガニスタン駐留アメリカ軍のニコルソン司令官

 

アフガニスタン駐留アメリカ軍のニコルソン司令官は、新たな発言の中で、「アフガニスタンの国境の向こう側にいる400人のアメリカ兵は、必要な場合にこの国に派遣され、テロ組織との戦いに参加する」と語りました。アメリカは、ISISを中東からアフガニスタンに移動させ、この組織によってアフガニスタンの近隣諸国の国境を脅かそうとしています。アフガニスタンは、地理的な点から、近隣諸国にISISを送り込む上で適した状況になっています。こうした点からイラン、ロシア、パキスタン、中国、その他の中央アジア諸国が、テロの危険に直面しているのです。

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