• トランプ大統領の核合意修正の主張に対するイランの回答
    トランプ大統領の核合意修正の主張に対するイランの回答

イランのローハーニー大統領が、国内外のメディアの記者会見で、地域・国際問題に関するイランの立場を説明し、核合意について、「核合意は、一文たりとも加えられたり、削除されたりしない」と語りました。

ローハーニー大統領は、6日火曜夕方、この記者会見で、「アメリカのトランプ大統領は、核合意が修正されなければ、イランに対する核関連のアメリカの制裁を復活し、この合意から離脱する」と発言しているが、そうなった場合、イランはどのような決断を下すか、との読売新聞の記者の質問に対し、「イランが核合意の最初の違反者になることはない。核合意は、一文たりとも、加えられたり、削除されたりしない」と語りました。ローハーニー大統領はこれについて、「イランの核合意における利益が確保される限り、この合意に留まる。核合意の離脱か残留かのアメリカの決定が、イランの決定に影響を及ぼすことはない」と強調しました。

ローハーニー大統領は、トランプ政権が、イランのミサイル能力の抑制や核合意に関する再協議を主張していることについてのアメリカ・NBCテレビの質問に対し、「アメリカや一部の国々は大量破壊兵器や、それ以上に破壊的な兵器を追求しているが、イランはそのような兵器を追求していない。ただし、通常兵器に関しては、イランは自国の防衛に必要なものを確保する。これに関して、誰かと協議することはない」と強調しました。

ローハーニー大統領

 

トランプ大統領は、1月12日、イランの核関連の制裁停止を延長しました。これは3度目となりますが、核合意の一部の内容の変更、イランの軍事施設の査察、イランのミサイル能力の縮小などを、アメリカの核合意残留のための条件として挙げ、「議会とヨーロッパがこれらの条件を実現しなければ、次回の期限が来た際には、制裁の停止を延長せず、核合意から離脱する」と語りました。トランプ大統領は、選挙戦で、核合意に敵対を示し、「大統領に就任したら、核合意を破る」と強調していました。イランは、このようなトランプ大統領の立場に対して強い警告を与え、「トランプ大統領が核合意を破れば、イランはそれを燃やす」と強調しました。

アメリカのトランプ政権に対するイランの断固とした立場は、トランプ大統領や政府関係者を当惑させており、現在、トランプ政権の発足から1年が経過する中で、彼らは核合意を修正することができていません。

トランプ大統領は、核合意を口実にしたり、無意味な発言を行ったりすることで、イランの地域における外交政策を変更させようとしています。しかし、トランプ政権がそれに成功することはなく、現在の状況から後退することになるでしょう。イランは、地域の有力な国であり、地域の関係において大きな役割を果たしています。そして、核合意を巡る騒動やイランのミサイル能力を脅威に見せようとする努力によって、トランプ大統領とサウジアラビアやシオニスト政権イスラエルの彼の支持者たちが、その目的を果たすことはありません。イランの地域における地位は、無意味な騒動による、トランプ大統領の発言やシオニストロビーの影響を受けるようなものではありません。イランの地域における力は、国民の支持と独立を支えにしたものであり、このような力が、地域にも影響を及ぼしています。

核合意の見直しと、それに添えられたイランのミサイル能力を脅威とする主張によるアメリカの口実探し、そしてそれへの一部西側諸国の同調は、まったく無意味なものです。イランの通常の防衛力とミサイル能力は協議できる問題ではありません。イラン政府は、トランプ大統領とその支持者たちの政治ゲームにとらわれることはないのです。

2018年02月07日19時32分
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