• ローハーニー大統領とチャブシオール外務大臣
    ローハーニー大統領とチャブシオール外務大臣

イランのローハーニー大統領が、イラン、トルコ、ロシアのシリア問題に関する地域協力の最も重要な側面に触れ、「現在の状況の中で、シリア危機を解決するためには、話し合いを継続し、協力を拡大する必要がある」と強調しました。

ローハーニー大統領は、7日水曜夜、トルコのチャブシオール外務大臣とテヘランで会談し、次のように語りました。

 

「各国の独立を保持し、国境を変更しないことが、地域の安定の拡大につながる。地域のいかなる国も、近隣諸国から危険や脅威を感じることがないように努力し、行動すべきだ」

ローハーニー大統領は以前にも、ロシアのプーチン大統領との電話会談で、シリア北部の緊張の継続は、いずれの国の利益にもならないとし、すべての地域諸国が、シリアの主権と領土保全を尊重するよう望んでいるとしました。一方のプーチン大統領も、シリア情勢に触れ、ソチの協議の成功は、イラン、ロシア、トルコの共通の成果であるとし、「トルコ軍のシリア駐留は、この国の政府、あるいは国連安保理の許可を受けて行われるべきだ」と強調しました。

チャブシオール外相がテヘランを訪問する中、このような情勢変化の方向性はトルコの政策において特に重要になっています。国際問題の専門家であるホセイニー氏は、シリア問題や地域の国々の役割について次のように形っています。

「トルコ軍とクルド人勢力の衝突は、テロ組織のために新たな空間を作る可能性がある。このような衝突の継続は、平和的な解決の可能性を弱めることになる」

 

アフリンでのトルコ軍

 

チャブシオール外相は、イランでの会談の中で、シリア北部におけるトルコの軍事作戦は暫定的なもので、この地域のテロリストのみを対象にしており、トルコ政府はシリアの支配を考えていないと語りました。しかし、シリアの状況は複雑であり、めまぐるしく変化しています。この中で、アメリカの干渉と、シリア北部への軍事介入拡大の計画、そして、トルコ軍のシリア北部アフリンでの軍事作戦は、多くの疑問や憶測を呼んでいます。政治問題の専門家であるマレキー氏は次のように語っています。

 

「トルコと地域は、現在、複雑に絡み合った危機に陥っている。中東という独特の地域の中で、危機の要因になるべきではない。シンプルな危機に目算が加わったとき、それを抜け出すのは非常に難しくなる」

現在、トルコ政府は、テロ対策における自分たちの肯定的な役割を誇り、シリア問題に関するアスタナ協議への同調や、ロシアのソチで開催されたイラン・ロシア、トルコの3者協議の結果の追求について語っています。イランとトルコは、対立を離れてこの協力を維持、強化しようとしてきました。明らかに、地域の安全と安定による利益のためには、地域諸国の話し合いや協力が不可欠になっているのです。

 

2018年02月08日19時08分
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