• イランのザリーフ外務大臣
    イランのザリーフ外務大臣

イランの外交政策は、外国の不干渉と、地域諸国の主権や領土保全の尊重に基づいています。

イランのザリーフ外務大臣は、19日月曜、モスクワのヴァルダイ国際討論クラブで開催された中東情勢に関する会合で、地域の危機、特にシリア危機の解決には、政治的な措置が必要だとしました。ザリーフ外相は、「アメリカによるシリアでの代理戦争は、アメリカにとっても、地域にとっても危険だ」と語りました。

 

イランは常に、地域の危機に関して政治的な解決策を見出そうとしてきました。シリアやイラクの情勢、そしてこの2カ国でテロ組織ISISとの戦いの中で得られた勝利は、実際、地域の協力の結果です。その協力は、イランとロシア、一部の地域諸国のイニシアチブによって生まれました。しかし、シリアやイラクでのISISの敗北にもかかわらず、テロによる問題は今もなくなっていません。テロリストは現在、アフガニスタン北部のイランとロシアの国境近くに移動しています。

地域諸国の協力は、テロ組織を敗北させ、アメリカから、地域に干渉する口実を奪うためのものと考えるべきでしょう。その結果は、間違いなく、アメリカ政府にとっても、またシオニスト政権イスラエルにとっても好ましくないものとなります。なぜなら、ISISは、イスラエルを守るためのアメリカの中東計画の中で、地域を分割し、情勢不安を作り出だそうとする流れの一部だからです。こうした中、この計画は失敗に終わり、地域の関係は変わりました。このような戦略的な変化は、アメリカ、サウジアラビア、シオニスト政権のトライアングルが機能しなかったことを示しています。

 

ミュンヘン安全保障会議で、ザリーフ外相

 

ザリーフ外相は、モスクワのヴァルダイ国際討論クラブに出席する前、ミュンヘン安全保障会議で、数日前のシオニスト政権の戦闘機の撃墜に触れ、シオニスト政権の不敗神話は崩れたとしました。

サウジアラビアの政治家、エシュキ氏は、シリアでイスラエルのF16戦闘機が撃墜されたことを受け、ツイッターで、「中東のゲームのルールは変更されるだろう」としました。

政治問題の専門家、ザーレイー氏

 

政治問題の専門家、ザーレイー氏は、アメリカなどの国々によるテロの拡大の目的は、ある国を占領者の犯罪や攻撃の場所に変えることにあるとし、次のように語っています。

「アメリカのイラクやアフガニスタンへの干渉、これらの国におけるテロ組織の創設は、地域をテロとの戦いに巻き込んでいる」

ザーレイー氏は、アメリカが、ISISとヌスラ戦線を生み出し、その後、イラクとシリアの政権交代の必要性を訴えた理由を分析し、次のように考えています。

「アメリカは、このような措置により、各国の政府を転覆させ、その一方で、イスラムの暴力的なイメージを広めようとしている」

これまでの経験から分かるように、地域に安全と平和を築くための集団の努力が存在しなければ、今後も衝突や情勢不安を目にすることになるでしょう。

ザリーフ外相はツイッターで、次のように語りました。

「地域の安定と平和の確立に関するイランのメッセージは明白である。“共に歩むか、共に負けるか”だ」

2018年02月20日20時23分
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