• スペインの外相がテヘランに到着
    スペインの外相がテヘランに到着

20日火曜、ヨーロッパの関係者2名がイランを訪問しました。                  

オランダのカーフ外相は、20日夜、イランの関係者と会談するため、テヘラン入りしました。この訪問と同時に、スペインのダスティス外相も、テヘランで、二国間関係、地域・国際問題に関してイランの関係者と会談を行います。ダスティス外相は、テヘラン入りした際、「スペイン政府は、イランとの経済関係を強化すると共に、政治的な対話のメカニズムを拡大する」と語りました。

ローハー二ー大統領とカーフ外相

 

フランスのルドリアン外相も、20日、「近く、イランを訪問する」と語りました。

こうした中、イランのアラーグチー外務次官は、政治代表団を率い、イランとイギリスの政治対話に出席するため、ロンドンを訪問しています。アラーグチー次官は、22日木曜、ロンドンの王立国際問題研究所で講演を行うことになっています。

こうした訪問は、二国間、地域、国際の観点から重要なものであり、イランとヨーロッパ諸国の関係における重要な変化の起点となりうるでしょう。現在、核合意を壊そうとするアメリカのトランプ大統領の妨害から1年以上が経過します。今なお、イランとヨーロッパ諸国の間を引き離そうとするアメリカの圧力は続いています。EUはこれまで、トランプ大統領の要求の影響を受けて核合意による利益を手放すつもりはないことを示してきました。しかし、核合意以外の問題に対する立場については、それほど明白な態度を取っていません。

アメリカのシンクタンク、カーネギー財団は、「イランはヨーロッパにとってよいチャンスであり、ヨーロッパはそのチャンスを失いたくない」としています。こうした中、EUの一部の国は、地域の安全や安定の維持におけるイランの重要な役割を強調しながら、アメリカの反イランの発言に同調し、イランのミサイル能力を脅威だとしています。しかし、イランのミサイル能力は他国にはまったく関係がありません。

イラン外務省のガーセミー報道官は、20日、フランスとイギリスの外務大臣が、イランのミサイル防衛計画に懸念を表明したことを受け、このような表明は、論理的な説明に欠けるものだとし、「イランは、このような原則に反する立場を、疑念を招く無責任なものとみなし、それを拒否する」と語りました。

イラン外務省のガーセミー報道官

 

イランのアラーグチー外務次官も、以前に、一部のヨーロッパ諸国は、アメリカを核合意に残留させるためにトランプ大統領の機嫌を取ろうとしているが、これは完全に誤った考え方であり、必ず、逆の結果を招くだろうと語っています。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、少し前に行った演説の中で次のように強調しました。

「ヨーロッパは、アメリカ議会が決定すると見られる制裁など、アメリカ政府の核合意への違反に対抗すべきであり、イランの防衛力や地域での役割といった問題において、アメリカに同調すべきではない。我々は、アメリカの理不尽な要求へのヨーロッパの同調を認めない」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

 

現状において、いまだに核合意の関係国である一部のヨーロッパ諸国は、どのような立場を取るべきか、逡巡しているようです。しかし、このような状況は、イランとバランスの取れた関係を築く上で、好ましいものではありません。

2018年02月22日01時33分
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