• オマーンのアラウィ外相
    オマーンのアラウィ外相

オマーンのアラウィ外相が、地域問題や二国間関係について、イランの政府関係者と会談するため、イランを訪問しています。

この会談は、イランのザリーフ外務大臣が、この数日間、地域諸国の訪問を継続している中で行われています。アゼルバイジャンのバクーで行われたイラン、トルコ、アゼルバイジャン、ジョージアの4カ国外相会合と、その後、カザフスタンのアスタナで行われた、最新のシリア情勢に関する検討を行ったイラン、ロシア、トルコの3カ国外相会合、これらの会合の出席が、ザリーフ大臣の訪問計画の一部でした。同時に、核合意合同委員会が、アメリカによる核合意の実施への妨害を中心議題として、オーストリア・ウィーンで開催され、これは大変大きな重要性を帯びています。

オマーンは地域問題におけるイランのパートナー国のひとつです。このことは、核協議の努力の成果実現に役割を果たしてきたオマーンにとって重要です。イランと6カ国、およびEUの代表が出席し、イランのアラーグチー外務次官がイラン側の代表を、欧州対外活動庁のシュミット副事務局長がEU側の代表を務めた、核合意合同委員会は、16日金曜に行われました。

 

欧州対外活動庁のシュミット副事務局長

 

このような出来事から、アラウィ外相のテヘラン訪問の目的は、2つの重要な目的によるものでしょう。まずひとつは。オマーンはイランの南に位置する隣国として、イランとより高次の地域協力を行いたいと考えていることです。もうひとつは、イランとオマーンが地域において危機をあおる政策に反対していることです。サウジアラビアのムハンマド皇太子による、15日木曜のアメリカのCBSのインタビューにおける発言は、その一つの明らかな例といえます。ムハンマド皇太子は、イランに対する責任転嫁を続ける中で、地域問題の解決を常に求め、近隣諸国と良好な関係を築きたいと考えているイランを、危険な国だとしました。

アメリカ、サウジアラビア、シオニスト政権イスラエルによって計画されたこの政策は、3つの事柄を含んでいます。つまり、一つ目は、弾道ミサイル実験への反対、二つ目はイランの地域における役割を脅威に見せること、三つ目はテロ組織への支援でイランを非難することです。

しかし、アメリカのトランプ大統領は、なぜイランを地域の対立の道に引き入れたいのだろうか、という疑問があがっています。

アメリカの専門家、ジム・ウォルシュ氏は次のように語っています。

「トランプ大統領は、地域で危機を作り出したとしてイランを非難し、核合意破棄を正当化するため、イランに過激な反応を取らせようとしている」

確かに核合意では、イランがその経済的な利益を享受できなければ、どのような行動をとるのかは完全に予想されています。イラン外務省の国際政治研究所のサッジャードプール所長は、トルコの大学で行われた核合意を分析する会合で、次のように強調しました。

「核合意はイランとアメリカの協定ではなく、国際関係において影響力ある数カ国の法的文書とみなされる」

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2018年03月17日20時54分
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