• EU首脳会合
    EU首脳会合

EU28カ国の首脳が、核合意を救うために団結したアプローチを進めることで合意しました。

EU28カ国の首脳は、16日水曜、ブルガリアのソフィアで首脳会合を開催し、2015年にオーストリアのウィーンで成立した核合意を救うため、この合意を結束して支持することを強調しました。

これは、ドイツ、フランス、イギリスの核合意を支持する立場を支持するものです。EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表は、ヨーロッパ3カ国とイランの外相との合同会議や、イランへの経済的な保障の提示などのイニシアチブにより、イランを核合意に留まらせようとしています。

こうした中、ヨーロッパは、アメリカの核合意離脱を非難しています。中でも、EUのトゥスク大統領は、それを強く批判しました。トゥスク大統領は、トランプ大統領の行動は気まぐれで予想のできないものだとし、「アメリカの核合意離脱により、ヨーロッパ諸国は、この決定に対応し、抗議する必要がある」と語りました。トゥスク大統領は、イランが核合意を遵守する限り、ヨーロッパの首脳も、この合意を遵守すべきだとしています。

とはいえ、核合意に反するトランプ大統領の行動により、EUの首脳は、これまでの連帯に関する妄想を捨てることができました。それまで、ヨーロッパ3カ国の首脳は、トランプ大統領と協議を重ね、核合意に残留させると同時に、核合意を超えたトランプ大統領の要求を実現させようとしていました。しかし、トランプ大統領が突然、今月8日に核合意からの離脱を明らかにしたため、アメリカは、他国のことなど無視して一方的な考え方に基づいて行動するということが明らかになりました。このような行動により、ヨーロッパはますます、アメリカから離れていくことになるでしょう。トゥスク大統領はこれについて、次のように語りました。

「ヨーロッパはトランプ大統領に感謝すべきだ。アメリカ大統領のおかげで、ヨーロッパが妄想を捨てることができた」

 

トゥスク大統領

 

実際、トランプ大統領は、ヨーロッパにとって冷戦後最大の外交的成果と見なされる、核合意を破棄しようとしています。ドイツのメルケル首相は、核合意は国際合意であるとし、この合意を巡るアメリカとヨーロッパの見解の対立に触れ、次のように語りました。

「イランの核問題は、軽視できるような問題ではない」

こうした中、トランプ大統領の行動、特にイランに対する核関連制裁の復活は、イランを巡るヨーロッパの経済的な利益を脅かすものです。ヨーロッパは、核合意がなくなれば、地域や世界の安全と安定も深刻な危機に陥ると懸念しており、同時に、国際的な取り決めの重要性が損なわれることになります。こうしたことから、ヨーロッパは、核合意の維持に向けて結束しようとしているのです。

2018年05月17日20時35分
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