• アメリカとイランの関係
    アメリカとイランの関係

アメリカは、2001年のアメリカ同時多発テロ事件後、安全保障と脅威への対抗を口実に、遠く離れた国々に軍隊を派遣し、現在もなお、自分たちは世界の平和と安全のための責務を履行していると主張しています。

しかしアメリカは、一体どのような平和と安全保障について語っているのでしょうか? 9.11後のアフガニスタンの占領やイラク攻撃が、どのような安全をもたらしたと言うのでしょうか? ガザにおけるシオニスト政権イスラエルの犯罪への支持、西側のサウジアラビアへの武器供与による、イエメンでの女性や子供の殺害や攻撃継続の奨励が、国際的な責務の履行を意味しているのでしょうか?

このような干渉や脅迫、好戦的な態度が実際に意味しているのは、アメリカの利己的な拡張主義や優越主義です。この中で、アメリカのトランプ大統領は、「アメリカの圧力により、イランは態度を変えるだろう」と主張しています。トランプ大統領はこのように語っています。

 

「彼らは核合意を維持しようとしているが、私はあなた方に言おう。まもなく彼らは戻って来て、よりよい合意について私たちと協議することになる。私たちはこの合意を手に入れるだろう」

トランプ大統領

 

トランプ大統領の発言は、彼の不安定な人格や愚かさからくるものか、あるいは、見返りを求めた上でのものです。これまでの経験が示しているように、アメリカの目的は、イラン国民を再び支配することにあります。こうした中、トランプ大統領はこのような幻想を特に顕著に示しており、すべての事柄を、「こうあるべきだ」と表現しています。しかし、アメリカが横暴にふるまう時代は終わりました。

ハーバード大学のステファン・ウォルト教授は、次のように語っています。

「トランプ大統領の行動は、懸念すべき流れを思い起こさせるものであり、外交政策の決定における指導者の卓役割を損なう可能性がある」

トランプ大統領は、もう少し現実的になる必要があるでしょう。そうすれば、イランがアメリカとの協議を受け入れ、イランの地域政策がアメリカの思い通りの形に変わるという考えが、決して実現することのない幻想にすぎないことを理解するはずです。イランはこれ以前の数十年の間、ブッシュ大統領の悪の枢軸という主張を受け、アメリカの脅迫を恐れたことも、オバマ政権時代にアメリカによる行動の変更という政策を信じたこともありませんでした。

イラン参謀本部のデフガーン顧問

 

イラン参謀本部のデフガーン顧問は、トランプ大統領の発言について次のように語っています。

 

「革命の勝利とイスラム体制樹立の当初から、アメリカは圧力をかけるたびに、その跳ね返しに遭い、彼らの努力が実ることはなかった。一方でイラン国民は力をつけ、革命の理想への見識、関心、忠誠を高めてきた」

 

トランプ大統領は、少しでも政治を理解しているのであれば、弱小の政府でさえ、安全保障の約束を守らないような国に従うことなどないことを理解すべきでしょう。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、最近、数千人の大学生や教員を前に行った演説の中で、アメリカの目的を説明するとともに、トランプ大統領の醜く愚かな行動は予想できたことだったとし、革命後のアメリカの歴代大統領の敵対や悪意の継続について次のように語りました。

「イラン国民に対して敵対してきた者たちは、現在、墓場にいるが、イランは生き続けている。彼もいつの日か、土の中に眠ることになるが、イスラム体制は生き続け、誇りを保つだろう」

2018年06月17日19時28分
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