• イランのザリーフ外務大臣
    イランのザリーフ外務大臣

イランのザリーフ外務大臣が、「アメリカの外交政策の危機」と題する記事の中で、「核合意は、パリ協定とTPP環太平洋パートナーシップ協定に続き、アメリカ政府が離脱した3番目の国際的な合意だ」としました。

ザリーフ外相は、21日木曜にイランのメディアで発表された、この記事の中で、「アメリカの現政権は、NAFTA北米自由貿易協定などの多くの合意、自由貿易体制、国連のシステムを危険に晒し、外交による対立の解消と多極主義に大きなダメージを与えている」としました。

また、アメリカによる核合意離脱と核関連制裁の復活は、実際、アメリカ政府によるこの合意への違反の繰り返しの頂点だったとし、「こうした中で、IAEA国際原子力機関は、唯一の専門的な国際機関として、イランの核合意の遵守を何度も認めてきた」と述べました。

ザリーフ外相は、「アメリカの新国務長官は、5月21日、根拠のない干渉的で侮辱的な発言を行い、イランに関する要求や脅迫を行ったが、それは、国際的な慣習や国際法に完全に違反するものだ」と強調しました。

また、「ポンペオ長官が提示した12項目の条件は、アメリカが多極主義を弱めようとして孤立している中で行われたことから、戯言だった」と述べました。

さらに、アメリカ国務長官は、イラン国民が、この40年、クーデターや軍事的な干渉、イラン・イラク戦争での攻撃への支持、一方的な制裁、イランの旅客機の撃墜など、アメリカのさまざまな圧力や侵略に対して抵抗してきたことを知るべきだと述べました。

ザリーフ外相は、「イランの政治体制の最大の支えは、平和を求める高潔な国民であり、彼らは、相互尊重に基づく世界との建設的な協力を受け入れると共に、理不尽な要求に対して抵抗し、独立と栄誉を守る用意がある」と語りました。

さらに、「歴史が証明しているように、サッダームフセインとその支援者のように、イランの歴史ある大地を侵略する者は皆、屈辱的な運命をたどることになった。一方でイランは、明るい未来に希望を抱き、堂々と自分たちの道を歩み続けている」と強調しました。

また、「ポンペオ国務長官は、イランとの協議や合意に条件を設けているが、国際社会は、あらゆる問題に関する、アメリカの現政権との協議や合意の可能性そのものに強い疑いを抱いている」と強調しました。

ザリーフ外相は、「ベイトルモガッダス・エルサレムに関するアメリカの違法で危険な行動、ガザのシオニスト政権イスラエルの野蛮な措置に対する盲目的な支援、シリアへのミサイル攻撃や空爆は、アメリカの原則に反する政策の明らかな例だ」と語りました。

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2018年06月21日18時25分
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