2018年07月01日16時45分
  • サウジアラビアの石油施設
    サウジアラビアの石油施設

イランのOPEC・石油輸出国機構代表が、「サウジアラビアには、産油量を200万バレル増やす力はない」と語りました。

イルナー通信によりますと、イランのカーゼンプール・アルデビーリーOPEC代表は30日土曜、アメリカのトランプ大統領がサウジアラビアのサルマン国王に産油量を増やすよう依頼したことに反応し、サウジアラビアにはそのような力はないと語りました。

また、「もっとも、サウジアラビアがそのような行動に出れば、それは同国のOPECからの離脱を意味する」と述べました。

さらに、「OPECに加盟する15カ国は先月22日、オーストリア・ウィーンでの第174回OPEC総会で、全体の産油量の上限を日量3250万バレルまでとし、それぞれ定められた生産枠を守る、とする前回の合意の維持を決定した」としています。

イランのカーゼンプール・アルデビーリーOPEC代表

 

アメリカのトランプ大統領は30日、ツイッター上で、サウジアラビアのサルマン国王が、同国の産油量を200万バレルに増産するという、アメリカの要請を受諾したと語りました。

また、サウジアラビアに対するこの要請を、イランとベネズエラの産油量の減少を補填するために行ったと主張しています。

アメリカは、核合意からの離脱後同盟国に対し、イランに対する経済制裁の一環として、イランからの原油の輸入を停止するよう求めました。

イランのザンゲネ石油大臣は先月19日、ウィーンにおいて、OPECはアメリカ大統領から指示を受けないとし、石油が他国に対する政治的な手段や武器として利用されるべきではないと語っています。

また、OPECでのいずれの決定にも、加盟国による全会一致での賛成が必要だとしました。

トランプ大統領は今年の5月8日、イランに対する根拠のない批判を繰り返し、アメリカの核合意離脱と、2段階の核関連の対イラン制裁の復活を宣言しました。

トランプ大統領のこの行動は、アメリカ国内はもとより、世界規模で大きな非難を浴びています。

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