• テヘランのアーザディ(自由)広場
    テヘランのアーザディ(自由)広場

イランのハータミー国防軍需大臣が、「現在、アメリカが率いる覇権主義者の連合は、イランの状況を危機的に見せ、心理戦により、社会に不満を吹き込み、体制と国民を引き離すシナリオを実行しようとしているが、この陰謀は失敗するだろう」と語りました。

ハータミー大臣は、10日火曜、会合で、イランの現在の状況を説明し、現在のイスラム体制の力に触れ、次のように語りました。

「この40年の出来事は、イランが戦争や制裁といった数々の困難を乗り越え、資源や可能性の不足により、完全に不平等な状況の中で、信仰を武器に敵に勝利できたことを示している」

イランのハータミー国防軍需大臣

 

アメリカのトランプ大統領は、5月8日、イランに対して根拠のない主張を繰り返し、アメリカの核合意離脱を発表しました。アメリカは、核合意から離脱し、11月4日から石油関連の対イラン制裁を復活すると決定しており、イランの経済にダメージを与えることができると考えています。しかし、このトランプ大統領の願望は、どの程度、現実に近いのでしょうか?

イランの石油施設

 

アメリカ・エネルギー情報局の報告によれば、昨年のイランの石油・LNGの輸出のうち、中国が24%、インドが18%を占めました。中国は、「イランからの原油の輸入を増やす」と発表しています。インドも、「イランからの原油の購入に関しては、アメリカの制裁に従うのではなく、国益に沿って決定する」としました。

インドのプラダン石油大臣は、「インドは、アメリカの対イラン制裁を一つの問題として捉えている。なぜならインドはイランと緊密な関係を有しているからだ」と語りました。

インドと中国だけでなく、ヨーロッパ最大のイラン産原油の顧客であるトルコもまた、「イランとの貿易関係を縮小しない」と語りました。トルコはこの数ヶ月、イランからの原油の輸入を拡大しており、日量23万バレルに達しています。トルコの経済大臣は、アメリカの核合意からの離脱は、イランとトルコの経済関係に影響を及ぼさないと語っています。

アメリカのオバマ政権時代に核協議団の制裁担当の専門家であったネフュー氏は、次のように語っています。

「ヨーロッパが核合意前に自発的にイランに対する石油関連の制裁を決定していなかったら、アメリカの制裁法により、イラン産原油の輸入をゼロにするには6年かかっていただろう」

ヨーロッパは、トランプ大統領の核合意離脱により、現在、トランプ大統領を満足させるための政策が、無意味であることを知っています。今、ヨーロッパは、アメリカからの独立を示すべき時がきています。

アメリカのポンペオ国務長官

 

アメリカの一方的な政策に対する世界の反対は、深刻な問題になっています。ロイター通信は、10日火曜、ポンペオ国務長官の話として、「アメリカは、11月から始まるイラン産原油の禁輸を巡り、一部の国の制裁免除の要請を検討している」と伝えました。とはいえ、アメリカは、核合意からの離脱と制裁復活によって立ち向かわなければならない問題は、イランとイスラム体制の大きな可能性であることを知っています。

イランは、現在、以前にも増して力を増しており、イラン国民は、これまで以上に統一を強め、抑止力を有しています。イスラム体制の成長に向かう動きは、力強く続けられています。アメリカはこれらの事実を受け入れ、イランに関して現実的な評価を行わざるを得なくなっています。イランのハータミー国防大臣が強調したように、イランは人材の大きな可能性や多様な資源により、制裁によって停止することはないのです。

 

2018年07月11日20時00分
コメント