• サウジアラビアによるイエメン戦争の論点のすり替え

イラン外務省のガーセミー報道官が、サウジアラビアのジッダで開催されたOICイスラム協力機構の会合の11項目からなる声明の内容を否定し、「イエメンを侵略している国々は、自分たちの犯罪を隠すため、根拠のない声明を発表し、地域や世界の機関を悪用している」と語りました。

ガーセミー報道官は、9日木曜、「イエメンを侵略している国々が、この数年の危機を作り出し、最新の武器でイエメンの罪のない人々を殺害し、この国のインフラを破壊している」としました。

OICは、紅海で、イエメンのフーシ派がサウジアラビアのタンカー2隻を攻撃した問題に関して9日に会合を開催しました。この中で、このフーシ派の攻撃がイランに関連付けられました。イエメン戦争が2015年3月に始まって以来、この危機に関する会合が開かれるたびに、根拠のない非難がイランに向けられます。イランに対する根拠のない非難と論点のすり替えは、サウジアラビア連合軍の2つの基本的な手段です。サウジアラビアは、誤った目算によってイエメン戦争を開始し、1ヶ月以内に決着をつけると主張していましたが、現在、この戦争から3年が経つ中で、世論の目を逸らし、根拠のない主張を行う以外に、この戦争の敗北を抜け出す方法がありません。

現在、イエメンの戦争は状況が変わっています。サウジアラビアの拠点に対するミサイル攻撃、イエメン軍の無人機の作戦、そして海上の戦いは、イエメン軍が、国内の力によって、サウジアラビア連合軍に立ち向かっていることを示しています。

サウジアラビアはイエメンに対する攻撃により、女性や子供を殺害し、インフラや病院を破壊することで、イエメンに人道的な危機を作り出しています。イエメン危機は世界で最悪の人道的な悲劇であり、それは、西側の人権に対するダブルスタンダードによって生まれています。人権を主張する国々は、サウジアラビアのイエメン人殺害に加担しています。なぜなら、現在、西側がサウジアラビアに、各種の兵器を売却しているからです。その兵器によって、イエメン北部サアダで子供たちを乗せたバスが攻撃され、50人が死亡しました。

現在、サウジアラビアの連合軍と西側のその支援者が、イエメンの犯罪に直接関与していることが、世界に証明されています。この中で、国際協力NGO・CAREは、今月3日に発表した声明の中で、次のように警告しました。

「イエメンの人道的な状況は非常に深刻であり、暴力の拡大を終わらせる必要がある」

また、国連難民高等弁務官事務所も、イエメン危機は世界最悪の危機だとし、次のように発表しました。

「イエメン危機により、この国の人口の75%にあたる2220万人が支援を必要としており、数百万人の命が危険に晒されている」

 

2018年08月10日18時56分
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