この1週間の主な出来事です。                                 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、ハッジ・メッカ巡礼者にメッセージを寄せました。

初のイラン産戦闘機が公開飛行を行いました。

イランに対するアメリカの制裁について分析します。

そして最後に、スポーツと学術に関するイランの成功について見ていきましょう。

 

ハッジ・メッカ巡礼儀式

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、先週月曜、ハッジ・メッカ巡礼者にメッセージを寄せ、イスラム共同体に対し、アメリカの陰謀に対して賢明さと統一を保つよう呼びかけました。

 

ハーメネイー師はメッセージの中で次のように語りました。

 

「今、高慢なアメリカの行動を見るがよい。そのイスラムやイスラム教徒に対する主な政策は、好戦的なものである。アメリカの悪しき努力や望みは、イスラム教徒を互いに殺害させることにある。抑圧者に被抑圧者を殺害させる、抑圧者を支持する、抑圧者によって被抑圧者を残忍に弾圧させる、これらの恐ろしい陰謀の炎を煽り続ける。イスラム教徒は賢明さを保ち、この悪魔の政策を退ける必要がある」

 

アメリカは、過去100年、特に1950年代の初めから、自分たちの利益を確保するために、他国に対して侵略的な戦争を押し付けてきました。アメリカによる最初の軍事介入は、1910年のコロンビアに対するものです。その後も、パナマ攻撃、モロッコへの介入、ホンジュラスの革命に対する直接介入などを挙げることができます。

 

第二次世界大戦末期には、アメリカは広島と長崎に原爆を投下しました。さらに、1955年に始まり、75年まで続いたベトナム戦争でも、最終的にアメリカが敗北を喫しましたが、300万人の命が奪われました。

 

アメリカがさまざまな理由で、2000年以降、特に中東やアジアに引き起こした戦争では、何百万人もの命が奪われ、情勢不安が広がり、大きな被害が出ました。

 

こうした戦争の最たる例が、アフガニスタンへの攻撃です。この攻撃は、2001年のアメリカ同時多発テロ事件を口実に、アルカイダを撲滅するためとして行われ、流血や殺害の他、この国が大幅に遅れる原因となりました。アフガニスタン攻撃の目的としてアメリカが発表したのは、アルカイダのメンバーを拘束することでしたが、このテロ組織はアメリカがその結成に中心的に関わり、アメリカのアフガニスタン駐留によって、その力を増していきました。

 

アフガニスタン戦争がもたらしたのは、麻薬の生産の増加、情勢不安やテロの拡大、分裂であり、アメリカは莫大な軍事費を投じ、大きな人的被害を蒙りましたが、その目的を達成することができませんでした。

 

アメリカはその後、イラクのサッダームフセイン政権が大量破壊兵器を保有しているという口実で、イラクを攻撃しました。アメリカは2003年にこの攻撃を開始しましたが、専門家はそれを、アメリカ軍の最大の失敗と呼んでいます。なぜなら、アメリカが目的を達成することはなかったからです。

 

アメリカの好戦的な政策はなおも続きます。アメリカは、イラクやシリアのISISなどのテロ組織を支援し、代理戦争を支持することによって干渉を行ったり、サウジアラビアのイエメン攻撃を支持したりしています。

 

そして現在、アメリカは、攻撃、脅迫、軍事クーデターなどの明らかな干渉により、アメリカの一方的な要求や計画に抵抗する国々の転覆を狙っています。

 

ハーメネイー師はこれについて、メッカ巡礼者へのメッセージの中で、高慢なアメリカの行動に触れ、アメリカのイスラムとイスラム教徒に対する主な政策の基盤は、好戦主義にあるとし、彼らの穢れた努力や望みは、イスラム教徒を互いに殺害させることにあるとしました。

 

今月22日は、イラン防衛産業の日でした。この日に際し、イランのローハーニー大統領が立ち会う中、イラン初の国産戦闘機「コウサル」が公開されました。

 

ここからは、この問題について見ていきましょう。

 

イランの政策は、脅威を退け、防衛力を強化することに基づいています。イランの防衛関連機関もこの中で、侵略者に対し、脅威に対抗するために必要な抑止力を備えていることを示してきました。アメリカの研究機関、ハドソン研究所は、少し前に発表した報告の中で、世界8位の新興国であるイランの抑止力と防衛力について紹介しています。

 

イランの軍事政策の重要な要素のひとつは、国際法の遵守と倫理への注目です。そのため、イランの防衛力の強化には制限があり、核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器の製造や使用は、イランの宗教的な基盤に基づいて禁じられています。このことから、防衛産業の専門家は、脅威に即した形で、イランの防衛上のニーズを最高のレベルで確保しています。

 

イランのハータミー国防軍需大臣は、先週火曜、イラン防衛産業の日の式典で、初の国産戦闘機の公開後、イランの敵は、軍事力をはじめとするイランの地政学的な機会を失わせようとしているとし、次のように語りました。

 

「イランは、敵の軍事力を無意味なものにした。そのため、もはやイランに対する軍事攻撃について語る者はいない」

 

ここからは、アメリカの対イラン制裁についてお話しましょう。

 

アメリカは、世界を支配しようとする政策を推し進めていますが、そのための費用を他国に支払わせ、世界の自由貿易を損なっています。これについて、IRIB通信は、イラン外務省のガーセミー報道官に見解を求めました。

 

「アメリカの核合意離脱後、トランプ大統領はますます孤立を深めている。なぜなら、国連安保理の決議や同盟国の見解を無視して国際的な合意に違反したからだ。一方でトランプ大統領は、自分の要求を単独で推し進めることはできず、世界の国々のさまざまな見解に直面している」

 

アメリカの政治家は、アメリカにとって最高の状況が、核合意に戻り、制裁という慣習をやめることであることを知るべきです。

 

インドネシアで開催されているアジア競技大会で、イランは9日目が終了した時点で、金メダル15個、銀メダル14個、銅メダル13個を獲得し、総合で4位となっています。

 

この大会で、イランはカバディ種目で男女ともに優勝しました。カバディのイラン女子代表チームは、先週の金曜に行われた決勝戦で強豪インドに勝利しました。また男子もインドを下して決勝に進出し、韓国に勝利して優勝を決めました。アジア競技大会のカバディ種目で、インド以外のチームが優勝するのはこれが初めてのことです。

 

また、重量挙げの94キロ級に出場したイランのソフラーブ・モラーディ選手は、スナッチで世界記録を更新し、金メダルを獲得しました。モラーディ選手は、先週土曜、スナッチで189キロを挙げ、19年ぶりに世界記録を更新しました。これまでの記録は、ギリシャの選手が1999年にアテネで開催されたウエイトリフティング世界選手権で記録した188キロでした。

 

学術の分野でも、先週、イランの学者が、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞しました。イラン数学協会のデフガーン会長は、テヘランのエルモサナアト大学で行われた数学会議で、イラン人の数学者、デラフシャーニー氏がフィールズ賞を受賞したことに触れ、「イランは2人のフィールズ賞受賞者を出しており、イランの数学ランキングは世界17位だ」と語りました。

 

フィールズ賞は4年に一度開催される国際数学者会議で2人から3人の受賞者が決定され、カナダ人数学者のジョン・チャールズ・フィールズによって提唱されました。若い数学者の優れた業績を称え、その後の研究を奨励することが目的です。

 

イラン数学国際会議は、先週木曜から、ドイツ、スウェーデン、フランス、アメリカ、韓国、インド、ブラジルの数学者が出席する中、エルモサナアト大学で26日まで開催されました。

 

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2018年08月28日19時42分
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