この1週間に起こった主な出来事です。                    

イラン専門家会議の公式会合が開催されました。

イラン、トルコ、ロシアの首脳によるシリア問題を巡る会合が、テヘランで開催されました。

 

今週はまず、イラン専門家会議の会合についてお話ししましょう。

イラン専門家会議は、イランのイスラム体制において重要な機関のひとつです。この会議は、必要な状況において、国家の問題を監視します。

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、先週木曜朝、専門家会議の議長、および、議員らと会談し、イランと地域の状況に触れ、「イスラム体制は、新たな道を歩み、異なる見解を提示することで、この40年、覇権主義体制に反する歩みを進めてきた。このような状況、国際政治の対立の中で、さまざまな状況が生まれているが、どのような状況になっても、注意深く、それに即した行動をとる必要がある」と語りました。

 

ハーメネイー師はさらに、現在の状況を説明し、「現在、イスラム体制は、全面的な経済戦争に直面しているが、その戦争とともに、我々がほとんど気づいていない状況の中で、プロパガンダ戦争も行われている」と述べました。

 

アメリカは、さまざまな手段により、常にイランにダメージを与えようとしています。このような敵対は、1980年代のイランイラク戦争のときから現在まで続いており、現在は、イランのミサイル能力への懸念、イラン核合意への反対、イランの人権侵害に関する主張といった形で行われています。

 

先週、イラン専門家会議の会合では、これらの問題が話し合われました。主な議題となったのは、経済問題と、その解決における立法、司法、行政のアプローチでした。

 

今月7日、テヘランで、イラン、トルコ、ロシアの首脳会議が開催されました。

 

 

イランのローハーニー大統領、ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領

 

イランのローハーニー大統領、ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領は、テヘランの3か国首脳会議の終わりに共同声明を発表し、ヌスラ戦線やISISなどのテロ組織が完全に消滅するまで、協力を継続する意志を強調しました。

 

3か国は、シリア問題は軍事的な手段では解決できず、政治的なプロセスと協議によってのみ、この問題を終わらせることができると考えています。

 

国際的な観点から、テヘランの会合で強調された重要な点は、シリア問題にアメリカとシオニスト政権イスラエルが干渉しないことでした。

 

現在、テヘランの会合は、シリア危機を最終的に解決するための重要な点に集中しています。イランは、シリアの今後を決めるのは、シリア国民のみだと考えています。

 

ローハーニー大統領が語ったように、テヘランの会合は、シリアの大多数の国民の要求に基づいた、この国の危機の解決と効果的なテロとの戦いのために開催され、現在と今後の共通の措置について話し合うための機会でした。

 

ローハーニー大統領はまた、イランのシリア駐留は、この国の合法政権の要請を受け、テロと戦うためのものだとし、この駐留の継続は、それに基づいて行われると語りました。イランの元外交官のアリー・アクバル・ファラーズィー氏は、次のように語っています。

 

「一部の国が、シリアをはじめとする地域の情勢不安を拡大しようとしている中で、イランでこのような会合が開催されたことは、イランが地域の安定の確立を自分たちの利益と見なしていることを示している」

 

ハーメネイー師は、先週金曜、トルコのエルドアン大統領、および、その随行団と会談し、「アメリカをはじめとする覇権主義国は、イスラム諸国の協力とイスラムの力の形成を懸念している」と語りました。ハーメネイー師は、アメリカが、力のあるイスラム諸国と敵対する理由も、この懸念にあるとし、「イランとトルコは地域の有力な国であり、イスラム世界に関して共通の考えを持っている。そのため、政治や経済に関する両国の協力を、これまで以上に拡大すべきだ」と述べました。

 

ハーメネイー師はまた、先週金曜夜、ロシアのプーチン大統領、および、その随行団と会談し、テヘランの会合が実を結ぶよう期待感を表明するとともに、シリア問題に関するイランとロシアの協力は、二国間協力の非常に良好な経験であり、優れた例だとしました。

 

ハーメネイー師は、イラン、ロシア、トルコが共にアメリカの制裁を受けていることは、協力拡大のための非常に大きな共通点だとし、「イランとロシアは、政治・経済協力を拡大するとともに、テヘランの会合で得られた合意を真剣に追求する必要がある」と語りました。

 

ハーメネイー師はまた、核合意に関するプーチン大統領の見解は、誠意のあるものだとし、「イランは核合意に関して、国家と国民の利益になるような立場を取っていく」と強調しました。さらに、「アメリカは現在、イランに関して、地域問題やミサイル問題を提起しているが、彼らのイランとの問題は、それらを超えたものだ」と述べました。

 

この数十年、西側は地域でさまざまな陰謀を行ってきました。それが地域全体の安全や安定を乱しています。アメリカの地域への軍事介入により、アメリカの地域への影響力が高まっている一方で、地域の安全は、破壊的な競争にさらされています。

 

こうした中、イランは地域の安全と安定の維持に対する責務の履行と、近隣諸国との協力の中で、シリアとイラクのテロ対策において貢献し、真の協力によって地域の安定と安全を回復させることが可能であることを示しました。地域のテロ対策に関するカザフスタン・アスタナ協議でのイランロシア、トルコの協力は、この成功に大きく貢献しています。

 

中東問題の専門家であるセイエド・オフォギー氏は、次のように語っています。

 

「このような連合の結成は、軍事協力のレベルを超えたものとなり、戦略的な影響力だけでなく、経済協力を作り出すことができる」

 

先週、イランでは、いくつかの経済イベントと見本市が開催されました。イラン南部ブーシェフルのアサルーエで、イラン大統領の立ち合いのもと、マルジャーン、パルディース、ダマーヴァンドの3つの石油化学プロジェクトが操業を開始しました。

 

ローハーニー大統領は、アサルーエの3つの石油化学プロジェクトの操業開始式典で、石油産業は、イランの栄誉、生産、雇用に向けた大きな一歩を踏みだしたとし、「一日のうちに3つの大プロジェクトが操業を開始したことは、我々が今後、問題を克服し、敵にはイラン国民の発展を止めることができないということを示した」と語りました。

 

現在、イランの石油化学製品の生産量は、年間およそ6215万トンで、新たなプロジェクトの操業開始により、この量は6555万トンを超えると見られています。

 

今週、テヘランでは世界10か国からの30社とイランの企業230社が出展する中、畜産業見本市が開幕しました。

 

これと同時に、国内外120の生産者による絨毯見本市もテヘランで開催されました。この見本市では、イラン、トルコ、中国、台湾の企業が最新の製品を展示しています。

 

また、ロシアのモスクワで開幕した、モスクワ国際ブックフェアに、イランからも出展しています。イランのブースでは、コーラン、哲学、神秘主義哲学、歴史、法律、イスラム経済、イスラム芸術、イラン現代文学に関する書籍が紹介されています。

 

地域問題の解決、経済的な発展、文化交流に関するイランの積極的な活動は、地域や世界におけるイランの役割を物語っています。

 

 

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2018年09月11日21時33分
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