• ザリーフ外相
    ザリーフ外相

イランのザリーフ外務大臣が、ドイツの週刊誌シュピーゲルのインタビューで、「アメリカのイラン核合意からの離脱に対し、ヨーロッパが消極的な態度を続けた場合、イランはウラン濃縮活動を拡大する可能性がある」と語りました。

ザリーフ外相は、15日土曜に発表された、インタビューで、このような立場を強調し、「EUは、今のような消極的な態度を続けるのなら、その結果を待つべきだ」と語りました。現在、核合意を巡るヨーロッパとの協議に関して、それほど多くの機会は残されていません。

中国を訪問したイラン外交関係戦略評議会のハッラーズィー議長は、15日、上海国際問題研究所の所長と会談し、アメリカ離脱後の核合意の継続について、次のように語りました。

「これまでヨーロッパと何度か協議を重ねてきたが、イランの権利が保障された場合にのみ、この合意は維持される」

ヨーロッパは、5月にイランに対して支援案を提示しました。それは重要な取り決めであり、現在、実施される必要があります。ザリーフ外相は、「重要なのは、ヨーロッパがそれをイランのために行うのではなく、自分たちの長期的な経済利益と主権のために行うことだ」と語っています。これについて、3つの問題が重要になっています。

一つ目は、ヨーロッパと核合意の他の締結国が、国際的な取り決めに対してそれぞれの立場を明らかにすることです。二つ目は、イランの核活動の平和性であり、それは現在、核合意のプロセスとIAEA国際原子力機関との合意により、基本的には解決した問題となっています。

そして三つ目は、アメリカの理不尽な要求や圧力に対し、ヨーロッパがどれほど抵抗できるかについての現実的な評価です。

一つ目の問題について、明らかなのは、国連安保理の決議がイラン核合意を承認しており、イランがそれを遵守している一方で、アメリカはそれに反する行動を取っていることです。現在アメリカは、このレッドラインを超え、他国にも国際法に違反するよう求めています。このような状況の中で、安保理決議2231に基づき、イランは合意から離脱することなく、合意遵守のレベルを縮小することが可能であり、その一つの可能性がウラン濃縮活動の拡大です。

二つ目の問題について、“イランが核兵器を獲得しようとしている”とするアメリカの主張や核合意の内容に対する懸念には根拠がありません。IAEAはこれまでの12回の報告で、イランが取り決めを守っていることを認めており、アメリカの主張に根拠がないことを示しています。

こうした中、三つ目の問題は、実際、ヨーロッパがどれほど、核合意の維持における取り決めを守っているか、という問題を含んでいます。ヨーロッパは、ヨーロッパの企業が自分たちの法に従うことを望んでいるのでしょうか。それとも、アメリカの法に従うことを望んでいるのでしょうか。

EUのコチヤンチッチ報道官は、これについて、次のように語りました。

「石油をはじめとする重要な経済部門において、イランとの協力を継続するための努力が続けられている」

明らかに、現在の状況の中では、数カ国による取り決めの中で、いずれかの国が一方的な行動を取ることは許されません。ヨーロッパは、自分たちの主張を実行に移す用意があるのか、それとも、11月を待たずにトランプ大統領の政策に従い、核合意の敗者となるのかを決定する必要があるのです。

 

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2018年09月16日16時32分
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