• イランの国旗
    イランの国旗

アメリカ政府が、核合意からの離脱後、イランに対する圧力行使のための全面的なキャンペーンを展開し、他国に対して、イラン国民に対するアメリカの一方的な制裁を支持するよう呼びかけています。しかし、アメリカのこの動きはどの程度、成功するでしょうか?

アメリカのトランプ大統領は、5月8日、一方的に核合意を巡るアメリカの取り決めに違反し、この合意から離脱しました。アメリカ財務省は、「この合意によって解除されていた核関連の対イラン制裁は、2段階に分けて復活される」と発表しました。トランプ大統領は、8月6日、大統領令に署名し、正式に対イラン制裁の第1弾の実施を指示しました。石油関連の第2弾の制裁は、11月から実施されます。こうした中、トランプ大統領のこの決定は、世界で多くの反発を招いており、シオニスト政権イスラエルと一部のアラブ諸国を除き、国際社会がそれに反対しています。

フランスのルメール財務大臣

 

フランスのルメール財務大臣は、5日金曜、スロバキアで開催された会合で、「我々がイランと貿易を行うか否かを決めるのは、アメリカ政府ではない」と語りました。

オーストリア欧州安全保障研究所のFasslabend所長は、6日土曜、テヘランで、イラン外交関係戦略評議会のハッラーズィー会長と会談し、トランプ大統領は、ヨーロッパの立場を弱めたとし、「アメリカから独立した防衛・安全保障政策とユーロの強化は、EUにとって、アメリカの行動に対処する上で重要な事柄だ」と語りました。

この発言は、ヨーロッパが、彼らの未来はアメリカからの独立にかかっていることを悟っていることを示しており、中国も同じような行動を取ろうとしています。

アメリカとEU

 

アメリカのジャーナリスト、デビッド・イグナチオス氏は、イランに対するトランプ大統領の戦略のマイナスの影響について警告し、「世界のすべての国にとって、トランプ政権の戦略が、初めは横暴で、その後、合意を得るために圧力をかけるものであることが明らかになっている」と語りました。

イグナチオス氏は次のように語っています。

「トランプ大統領の計画とは、イランが音を上げるまで、この国の経済を窒息させ、その後により大きな核問題や地域問題に関する合意に関して協議するというものだ。その合意とは、トランプ大統領が大きな成功と呼べるようなものでなければならない」

トランプ大統領は、目的を達成するために、サウジアラビアにも石油の増産を迫り、イランの石油の輸出を問題に直面させようとしました。

サウジアラビアのムハンマド皇太子は、最近、ブルームバーグのインタビューで、「アメリカは事実上、サウジアラビアやその他のOPEC石油輸出国機構の加盟国に対し、イランの石油制裁による原油の減少を補うと約束することを求めた。そしてそれが実際に起こり、我々は、イラン産原油の輸出停止分1バレルに対し、2バレルの原油を輸出した」と語りました。

こうした中、これらの動きにも拘わらず、原油価格はこの数日、1バレル90ドルに達しました。トランプ大統領は、原油価格上昇を受け、サウジアラビアを非難し、サルマン国王と連絡を取り、アメリカのサウジアラビアに対する軍事支援が停止すれば、彼らは2週間ともたないだろうと語りました。これらの流れや反応を見ると、アメリカには、さまざまな現実を受け入れるための心の準備が必要であることが分かります。

 

ハーメネイー師

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、4日木曜、テヘランにある10万人収容のアーザーディスタジアムで、民兵組織バスィージのメンバーの集会で演説を行い、「アメリカは、横暴な態度、愚かな発言、根拠のない空想におり、イランの状況と自分たちの力に関して完全に事実とは逆のイメージを植えつけようとしているが、イランの偉大な国民と若者たちは、敵の最後の手段である制裁を失敗させ、アメリカに新たな平手打ちを食らわすべきであることを知っている。そしてそれが実現するように祈っている」と語りました。

 

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2018年10月07日21時12分
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