イラク駐在の岩井日本大使が、戦後日本がどのように発展を遂げたのかという再三に渡るイラク人の質問に対して、コーランを参照するように言い、その理由として、コーランは繁栄や発展の道を示しているからだ、としました。

イルナー通信によりますと、岩井大使は、16日火曜、アラビア語で発表された論文の中で、「神はどの民族の運命も変えない。彼らが自らを変えない限り」というコーラン第13章、ラアド章『雷電』第11節を引用し、「この節では、各国国民の発展と繁栄の進路を明示している」としました。

岩井大使はさらに、「日本の指導者たちは、戦後の困難な状況にもかかわらず、何の疑いもなく、日本の発展と繁栄に向け、真剣な決意を有していた。意志と信念は、日本人の大きな共通の資本であった。あなた方イラク人のコーランにおいても、それが指摘されている」としました。

岩井大使は、イラクの政治指導者に対し、「他者に頼らないであなた方が努力しているのを見たい。明るい未来を作るためにあなた方の代わりに他の人が努力するのは見たくない。日本はあなた方と協力する用意がある」と語りかけています。

アメリカはイラク占領初期に、イラク人に対して、イラクからもう1つの日本を作ると約束していました。しかし、サッダーム・フセインが倒れ、新たな政治体制が確立されてから13年が経過したにもかかわらず、イラクは日本のような発展を遂げるどころか、暴力や破壊、テロという占領者の遺産を受け継いでいます。

2016年08月16日19時52分
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