アメリカのペンス副大統領が、アメリカの副大統領としての初めての日本訪問で、「アメリカと日本の同盟は、地域の安全保障の壁だ」と語りました。 エフェクト

アメリカのトランプ大統領の就任により、アメリカと日本の昔からの関係に新たな問題が影を落としています。トランプ大統領が、北朝鮮の核とミサイルの脅威と呼ぶ問題への対応において攻撃的な態度を取っていることが、アジアでの破壊的な戦争の勃発の可能性を高めています。その一方で、アメリカ政府の保護政策が、両国の間の貿易戦争の危険を高めています。

この数週間、トランプ大統領は、北朝鮮のミサイル・核計画に対応するため、軍事的な行動を取ると脅迫しています。

ペンス副大統領は、アジア歴訪の中で、韓国を訪れた際、「北朝鮮に対するアメリカの戦略的な忍耐は終わった」と強調しました。このような脅迫的な発言は、北朝鮮が、毎週、少なくとも1発のミサイル実験を行う意向を表明した中で繰り返されています。北朝鮮による核実験の可能性も高まっています。両国の政府高官が、妥協を許さない姿勢を貫いていることから、アメリカと北朝鮮の戦争の危険が増しています。そのような戦争が起こった場合、日本は、財政的、人的に大きな被害を蒙ることになるでしょう。このことから、日本の政府高官には、ペンス副大統領との会談で、いつも通りにアメリカの立場を支持しながら、この国の指導者に対し、北朝鮮への冷静な対応を求めることが期待されています。

アメリカと日本の見解の対立は、北朝鮮の核・ミサイル計画の問題だけではありません。両国はまた、貿易問題においても根本的な対立を有しています。アメリカと日本の貿易額は、年間2800億ドル以上にのぼり、アメリカはおよそ700億ドルの貿易赤字となっています。トランプ大統領は、およそ7000億ドルの財政赤字を解消すると約束しています。そのため、少し前には、不公正な貿易を阻止するための大統領令に署名しました。

トランプ政権による経済保護政策の中で、日本の経済利益はダメージを受けています。例えば、TPP環太平洋パートナーシップ協定からのアメリカの離脱は、日本に大きな不満を抱かせています。また、トランプ大統領が、メキシコで生産された日本製自動車に対する35%の関税の適用を繰り返しほのめかしているため、日本はこの国の生産ラインの稼動開始を断念し、アメリカ国内に投資を行っています。このような脅迫が続けば、アメリカと日本などの経済パートナーの間の自由貿易に影響を及ぼすでしょう。こうしたことから、ペンス副大統領は、今回の日本訪問での同国の政治・経済関係者との経済協議において困難に直面したのです。

2017年04月19日16時10分
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