• シリア大統領、「ISISは、米のゴーサインによりタドモルを攻撃」

シリアのアサド大統領が、「シリア西部ホムス州にあるタドモル市へのテロ組織ISISの攻撃は、アメリカのゴーサインにより行われた」と語りました。

アサド大統領は14日水曜、同国の第2チャンネルのインタビューで、タドモルへのISISの攻撃にアメリカが関与していたことを指摘し、「タドモルへの攻撃では、重火器で完全武装したテロリストの多くが、数十キロ前進したことは、前代未聞といえる。だが、彼らは外国の後方支援なしにこの都市を攻撃することはできなかったはずだ」と述べています。

また、「これらのテロリストは、アメリカの直接的な支援により、シリア北部のラッカ及び、東部のデリゾールからタドモルを攻撃しており、アメリカ軍はテロリストへの対抗のためには全く措置を講じなかった」としました。

さらに、ISISによるラッカ及びイラク北部のモスルの占領にアメリカが関与していたことについて、「モスルやラッカで活動するアメリカ空軍が、ISISの拠点に何の攻撃もしかけなかったことは、彼らが常にISISを支援していることを示すものだ」と語っています。

アサド大統領は14日、ロシア・アルヨウムのインタビューでも、ISISのタドモル攻撃に対し西側のメディアや政府関係者が沈黙していることを非難し、「タドモルがシリア軍に制圧されていれば、西側諸国はこの町の遺産や民間人に関して懸念を示していたはずだ。だが、テロリストがタドモルを支配している現在、西側からは何の反応も見られない」と述べました。

アメリカが主導し、60ヶ国で構成される対ISIS有志連合軍は、ISISへの対抗を口実に、2014年9月にシリアとイラクに対する空爆を開始しました。

この連合軍による攻撃は、国連安保理の許可なしに実施されており、ISISへの支援やシリアとイラクのインフラ破壊以外には、全く機能していません。

2016年12月15日20時44分
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