• イラク、クルド人居住区
    イラク、クルド人居住区

イラクのクルド人居住区の分離独立の是非を問う住民投票の問題は、依然としてイラク人の間で議論されており、イラクの近隣諸国は、この投票の実施に反対しています。この中で、イランは、イラクのクルド人居住区の住民投票の実施そのものに反対しています。

一部の地域諸国、そして地域外のアメリカをはじめとする国々は、この住民投票の実施に反対していますが、投票そのものには反対しておらず、実施の日程が不適切だとしています。このような立場は、イラクの分離を支持していることを示しており、それは、アメリカとシオニストが望んでいることです。この中で、シオニスト政権イスラエルの法務大臣は、11日月曜、「イスラエルはイラクのクルド人居住区の分離独立を支持する」と語りました。シオニスト政権の政治家が、クルド自治政府のバルザニ議長の立場を支持していることは、住民投票の危険な側面を物語っており、バルザニ議長の意志とは根本的に異なっています。

シオニストは、バルザニ議長が訴える住民投票を支持していますが、イラクのクルド人の権利を守ろうとはしていません。それどころか、イラクと、その周辺国や地域の地理的な状況の破壊を狙っています。イスラエルは、この政策をシリアに関しても追求しましたが、それが実を結ぶことはなく、現在、シリアの政治や戦闘において敗者となっています。

クルド人自治区の分離独立に関する住民投票の実施の危険な結果は明らかであり、そのため、イランはその実施に強く反対しています。この反対は、住民投票そのものと、それによる危険な結果に対するものです。これについて、イラク駐在のマスジェディ・イラン大使は次のように強調しています。

 

「イラクのクルド人居住区の分離独立の是非を問う国民投票へのイランの反対は、イラクのクルド人の同胞にはっきりと伝えられている」

マスジェディ大使は、11日月曜、イラクのメディア関係者やエリートらとの会合で、イランが住民投票そのものに反対しているのは、さまざまな状況の分析に基づいたものだとし、次のように語りました。

 

「イラクのクルド人自治区は現在、安定した状況にあり、住民投票は、この地域に、イラク政府や地域諸国との政治、安全保障、経済面での危機をもたらすことを意味する」

イラク、クルド人居住区

 

バルザニ議長の考える住民投票は、法的な側面すら持たず、戦略的な過ちと見なされます。それが9月25日に実施された場合、その結果は、クルド人自治区を超えて実感されることでしょう。この戦略的な過ちは、イラクの現在の状況だけに関するものではありません。住民投票の実施に固執することは、それがいつ行われたとしても、イラクや地域の統一、領土保全、安全保障に破壊的な影響を及ぼします。このような状況の中で、イランをはじめとするイラクの近隣諸国は、地域の現在と今後の状況を理解し、クルド人自治区の分離独立に関する住民投票そのものに断固反対する立場を表明することを、自分たちの権利であると考えています。

西アジアは危機的な状況にあります。テロ組織ISISの危機により、別の形によって地域の情勢不安を継続させるような機会を作ることは、地域の独立諸国が望んでいることではありません。このような状況の中で、地域の安定と安全を、自分たちの安定と安全と考えるイランのような国は、シオニストの望みである、このような機会が生まれることを決して許してはならないのです。

 

2017年09月13日18時15分
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