2018年01月30日19時50分
  • UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関のメンバー
    UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関のメンバー

UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関は、アメリカ大統領のパレスチナに反する決定を受け、「パレスチナ人に対するトランプ大統領の行動により、ガザ地区の状況が悪化するだろう」と発表しました。

ガザ地区の国連の職員が、パレスチナ人への資金援助の停止に関するアメリカの決定に抗議してストライキを行ったため、29日月曜、ガザ地区の学校、診療所、食糧配給センターが休みになりました。このストライキに参加した人々は、アメリカの援助の削減により、ガザ地区の状況が悪化するとし、パレスチナ国旗を手に、ガザ市にある国連事務所に向かって行進しました。

 

 
UNRWAは、ガザ地区で278箇所の学校を運営しており、これらの学校でおよそ30万人の児童が学んでいます。

アメリカ国務省は先週、UNRWAへの1億ドル以上の拠出金を凍結しました。中東や西アジアで、500万人以上のパレスチナ難民やその家族が、UNRWAの支援を受けています。

イスラエル、2006年からガザ地区を全面的に封鎖

 

シオニスト政権イスラエルは、2006年からガザ地区を全面的に封鎖しており、この地区への人道支援の搬入を阻止しています。この中で、一部の西側政府、特にアメリカによるシオニスト政権への支援により、この政権はますます大胆に犯罪を行っています。

トランプ大統領とネタニヤフ首相

 

アメリカのパレスチナ人に対する敵対政策は、トランプ政権時代に入り、より幅広い形をとるようになり、アメリカはシオニスト政権の拡張主義と占領政策に、これまで以上に直接、同調しようとしています。この中で、アメリカ政府は、アメリカとイスラエルの理不尽な要求にパレスチナ人を屈服させるため、彼らに経済的な圧力を行使しています。このことは、「アメリカの資金援助は、人道支援の枠内でのみ行われる」としたアメリカ政府高官の主張の欺瞞を明らかにしています。

また、アメリカの理不尽な要求に従わせるために国際機関に圧力をかける政策の拡大は、これらの機関の強い批判を招いており、国際機関の職員によるストライキや抗議行動は、このようなアメリカのアプローチに抗議したものと見なすことができます。

サウジアラビアとの「世紀の合意」によるアメリカのパレスチナ人に対する陰謀の中で、アメリカは、パレスチナ問題を排除するための雰囲気を作ろうとしています。パレスチナイスラム抵抗運動ハマスの指導部の一人は、UNRWAへの拠出金の凍結というアメリカの決定は、パレスチナ人の権利に対するアメリカの危険な計画だとしています。ハマスの指導者の一人、アブザフリー氏は次のように語っています。

「UNRWAへの拠出金の凍結の示唆や削減に関するアメリカの行動は、パレスチナ難民の帰還の権利をなくす目的で行われている。これは、パレスチナ人の権利を押さえ込み、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに関するトランプ大統領の決定のために行われる危険な計画だ」

アブザフリー氏

 

アメリカは、UNRWAへの拠出金の削減や凍結により、パレスチナ危機に関する国際機関の活動を停止させ、パレスチナ問題を排除するための下地を整えようとしています。とはいえ、ベイトルモガッダスに関するトランプ大統領の決定への国際機関の反対など、パレスチナ人に対するこの数ヶ月のアメリカの行動への国連関連機関の反発は、パレスチナ人に対するシオニスト政権やその支持者であるアメリカの陰謀に対する国連の外交的な衝撃を示しています。このような状況は、ベイトルモガッダスにおけるシオニスト政権の覇権主義的な政策に同調するためのアメリカのあらゆる動きは、アメリカにとって、政治的、外交的な犠牲を伴いうるということを示しています。

このような行動は、物議をかもす国内外の政策によって、国内や世界から大きな批判を浴びているトランプ大統領の問題を増幅させ、現在はくすぶっているトランプ大統領への怒りや嫌悪を、予想できない形で爆発させることになるでしょう。

 

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