2019年09月02日18時35分
  • イスラエルの攻撃に対するレバノン・シーア派組織の報復
    イスラエルの攻撃に対するレバノン・シーア派組織の報復

レバノンのシーア派組織ヒズボッラーが1日日曜、同組織のナスロッラー事務局長によるシオニスト政権イスラエルへの報復の約束を実行に移し、イスラエルの侵略に報復しました。

1日日曜に実施された、イスラエルに対するヒズボッラーのミサイル攻撃において、イスラエル軍司令官が被占領地パレスチナ北部において死亡したほか、イスラエルの軍用車両1台が破壊され、これに乗車していた全員が死傷しました。

 

ヒズボッラーの対イスラエル攻撃は、いくつかの重要なメッセージを含んでいます。

第1に、今回の報復攻撃の実施に当たって、イスラム暦の新年におけるモハッラム月1日が選ばれたことは、ヒズボッラーの宗教信仰、並びにこの信念がモハッラム月10日におけるシーア派3代目イマームホセインの殉教に根ざしていることを示しています。

第2に、この攻撃が、ナスロッラー事務局長がイスラエルの侵略行為への断固たる報復を約束してから1週間後に行われたことが指摘できます。イスラエルが1週間にわたって多大な恐怖感と動揺・混乱状態に置かれた一方で、イスラエルの侵略行為とヒズボッラーによるその報復まで、時間的な隔たりはそれほどありません。

第3の点として、1日日曜のヒズボッラーによる報復攻撃が、イスラエルの首脳陣やその支持者らに対し、いずれの侵略行為も必ず報復を受けるというメッセージを発していることが指摘できます。

第4の点は、イスラエル軍がヒズボッラーからの報復を受けることを確信しており、シオニストが情報面で最高のレベルにあったにもかかわらず、またもやヒズボッラーがこのようなイスラエルに大きな打撃を与えたことです。イスラエル軍司令官の1人が死亡し、人々が避難所に殺到し、イスラエル全域が恐怖感に覆われたという状況は何よりも、イスラエルがいずれの戦争からも被害を受けやすいことを物語っています。

第5の点は、今回の報復攻撃により、ヒズボッラーと各抵抗グループが、西アジア地域での力の方程式の決定要素であることが判明したということです。

第6の点は、1日のヒズボッラーの報復作戦が、イスラエルの議会の【投票日】まであと2週間という時期に実施されたことです。イスラエルのネタニヤフ首相は、自らの選挙運動においてイスラエル市民に対し、自分だけが人々の安全を確保できるというメッセージを発信しようとしましたが、今回のヒズボッラーの攻撃は、ネタニヤフ首相の行動がイスラエル領内の市民にとって恐怖感や情勢不安を起こす元凶であることを示した形となりました。実際に、昨日のミサイル攻撃は、ネタニヤフ首相に対する大きな心理戦を起こしたに等しいといえます。

第7の点は、抵抗軍の攻撃の射程圏内にあったイスラエル軍が負傷者を搬送しようとした際、抵抗グループの兵士らにはイスラエル側に負傷者の搬送を許可するゆとりがあったということです。抵抗グループ側のこの行動は、ヒズボッラーが戦争や殺害、流血を望んでおらず、昨日の攻撃があくまでもイスラエルの侵略に対する報復、そして抑止的な行動であったことを物語っています。

そして、第8の点は、昨日のヒズボッラーの対イスラエル作戦がレバノン国民や西アジア地域全体の抵抗グループに歓迎されたことです。この歓迎ぶりは、アラブ諸国の国民がイスラエルとの関係正常化を求めておらず、イスラエルという占領政権を貶めようとしている一方で、地域レベルで存在する抵抗グループの間に、団結や統制が存在することを示した形となったのです。

 

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