• THAAD配備に対する韓国人の抗議

韓国の人々がアメリカの迎撃ミサイルシステムTHAADの配備計画に抗議し、デモを行いました。

アスギャリー解説員

THAADは当初、南部ソンジュの空軍基地に配備される予定でしたが、住民の強い反対を受け、韓国政府は、配備場所を同じソンジュにあるゴルフ場に変更しました。この決定により、この地域の住民もこれに抗議しました。

アメリカと韓国のTHAAD配備の合意を受け、韓国の一部の都市では大規模な抗議デモが行われています、韓国とアメリカはTHAADは北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するために2017年末までに配備されると発表しました。

韓国のほか、アメリカ政府も、同国と地域の同盟国の利益に対する北朝鮮の脅威への対処が、韓国におけるTHAAD配備の最大の理由だとしていますが、北朝鮮は「このシステムは自国の攻撃の最初の標的のひとつになるだろう」と述べています。

北朝鮮は、THAAD配備は朝鮮半島の軍事化と軍事的拡張主義に向けたアメリカ政府の政策の一環だとしています。朝鮮半島におけるアメリカと韓国の数々の合同軍事演習の実施は、北朝鮮がアメリカによる地域の軍事化拡大政策の一環として見ているものの例です。

国内の抗議に加えて、韓国は地域の抗議にも直面しています。中国とロシアは、アメリカと韓国のTHAAD配備に強く抗議しています。中国政府は、このシステムのレーダーによる中国のミサイルの追跡は、中国の国家安全保障を脅かすと考えています。

THAAD配備に対する国内外の反対にもかかわらず、韓国のパククネ大統領は、この計画の反対に屈しないと強調しました。パク大統領は、THAADの利用は、北朝鮮の脅威から韓国や人々を守るための最良の方法だとし、反対を抑えようとしています。しかし韓国での抗議の拡大は、パク大統領の見解が人々に受け入れられていないことを示しています。

韓国での反対者は、国民に限られず、一部の政治グループもこのミサイルシステムの配備に抗議しています。韓国政府は、北朝鮮の脅威への対抗と安全保障を口実に、THAADを配備しようとしていますが、こうした措置は、朝鮮半島の政治的緊張や核兵器競争を拡大させることになるでしょう。

2016年10月03日18時15分
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