台湾の蔡英文総統が、日本との関係改善に向け、期待感を表しました。

ガッファーリー解説員

蔡英文総統は10日月曜、台湾の創建記念日にあたる「双十節」の式典で、この式典に出席した日本の代表と会談し、「台湾は日本との関係が拡大することを期待している」と述べました。蔡総統は、この式典で、台湾海峡の対立解消において、中国との対話に向けた用意を表明しましたが、中国に併合することはありえないとしました。

蔡総統が演説した台湾の創建記念日の式典には、各国や各地の関係者300人を含むおよそ1万人が出席しました。

民進党の党首を務める蔡総統は、中国の台湾に対する政策を覇権主義的なものだとしています。彼女は今年5月に総統に就任したときから、中国に反対する立場をとっています。

台湾創建記念日の式典への日本の代表の出席により、台湾は日本などの国とより緊密な関係を確立することを求めているようです。これにより、台湾海峡の緊張は新たな段階に入ったということができるでしょう。

蔡総統の政策が、他の極東、北東、東南アジア諸国を自らの政策に追従させることができるほどにまで進めば、中国はより厳しい立場に置かれ、蔡総統の行動に応じた反応を示すでしょう。

実際、民進党は政権につくたびに、「ひとつの中国」という原則的な政策を否定しています。

現在、蔡総統は明らかに中国に反対する政策をとり、日本、そしてし一部ではオーストラリアとの見解を近づけることで、国内外の世論に、台湾は、中国を中心とする「ひとつの中国」の原則に屈しないと吹き込もうとしています。明らかに、中国は外交的な可能性を用いることで、台湾と平和主義的な統一を追及していますが、もしこの中国の政策が、台湾の独立派の指導者らとアメリカの追従により、実を結ばないということになれば、中国が台湾併合に関して武力に訴える可能性は否定できません。

アメリカからの最新鋭の兵器の購入問題が、もし独立支持派政権の政策に入るのであれば、台湾海峡の対立は厳しいレベルに達し、これは台湾の独立派と中国の明らかな対立を意味します。

中国が台湾側との対話に戻る可能性は高いですが、あらゆる対話には条件が伴うということは覚悟すべきでしょう。

中国は1949年に内戦の終結により中国から分離した台湾を、今も自らの領土の一部と考えているのです。

2016年10月11日20時23分
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