• 中国とロシアによる朝鮮半島の核問題解決の強調

中国とロシアがこれまでと同様に、外交的な方法による朝鮮半島の問題の解決を強調しました。朝鮮半島が恒常的な問題に直面する分、中国とロシアの積極的な役割に注目が集まります。

中国駐在のロシア大使は、「ロシアと中国は、朝鮮半島の危機を軍事的な方法では解決できず、対話という形の外交的な方法によってのみ、この危機を脱することができる」と語りました。これ以前にも、中国の王外務大臣は、武力行使は悲劇をもたらすとしていました。

 

北朝鮮や朝鮮半島の問題に関する、このロシア大使の発言や王外務大臣の立場は、何よりも、国連安保理の常任理事国である中国とロシアの全面的な連帯を示しています。中国とロシアは、この10年で最も戦略的な関係を築きました。両国は、地域や世界の問題に影響力を及ぼすことが出来ることを示しました。中国とロシアによる西側のシリア非難決議への拒否権行使や各国の主権の尊重は、こうした戦略的な関係のほんの一端に過ぎません。

西側の一部のアナリストは、「中国とロシアの戦略的な連帯は誰の目にも明らかだ」としています。この2カ国は現在、北朝鮮や朝鮮半島の問題にどのように対処すればよいかという試練に立たされています。こうした中、アメリカのトランプ大統領も、歴代の大統領と同じように、一方的な政策に固執しようとしています。実際、北朝鮮の核活動を停止させるための方法が見つからず、アメリカの敵対政策が続けられている現在の朝鮮半島の状況は、アメリカの一方的な政策が生み出した結果です。

実際、中国とロシアは、可能な限り、対話による朝鮮半島の問題解決に向けて努力しました。しかしアメリカは、この地域の危機を鎮めまいとすることにより、自分たちの軍事駐留を正当化するため、ただ緊張を煽ろうとしています。

こうした中、ロシアは北東アジアにおいて自分たちの利益を有しており、北朝鮮が攻撃を受ければ、その利益が損なわれることになります。また中国も、この地域に利益を有しています。そのため、この問題に関して中心的な役割を果たそうとしているのです。

 

アメリカのスーザンライス元国家安全保障担当大統領補佐官は、「これまで、トランプ大統領は北朝鮮問題に関して明確な政策を取っておらず、トランプ大統領が北朝鮮に対してどのような政策を取るのかを見極めるのは難しい」と語っています。ライス氏は、北朝鮮はトランプ大統領にとって最大の問題になると見ています。

トランプ大統領は、果たして、北朝鮮に対する追加制裁の行使により、この国の核活動を停止させることができるでしょうか? 今後も北朝鮮問題を巡る各国の動きに注目する必要があるでしょう。

2017年05月02日16時56分
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