• タクフィール主義思想、地域や世界のテロや過激派の根源

イラン外務省のデフガーニー国際安全保障・政治局長が、「一部の地域諸国は、苦い経験から10年が経過するにも拘わらず、今もタクフィール主義思想への政治的、財政的な支援を続けている」と語りました。

フーイー解説員

デフガーニー局長の発言は、11日と12日にコートジボワールのアビジャンで開催されたイスラム協力機構の外相会合で行われた物で、2つの根本的な点を強調しています。一つ目は、一部の地域諸国が、テロとの戦いを主張しながら、同時にテロを支援していることです。デフガーニー局長は、アビジャンの会合で次のように語りました。

「サウジアラビアの政権は、過去50年の間、タクフィール主義思想の生産と再生産に870億ドルの費用を投じてきた」

暴力や過激な思想の拡大に対するサウジアラビアの支援は、誰の目にも明らかです。この問題については、数多くの報告が発表されています。

イギリスの新聞、インディペンデントは、最近、イギリスのシンクタンク・ヘンリージャクソンの報告として、「サウジアラビアは、1960年代から、過激派やワッハーブ派の思想をイギリスに輸出するために、数百万ドルを費やしてきた。また、暴力を広める組織と、そうした組織のサウジアラビアからの資金調達の間には、明白な関係が存在する」

このことを証明する最新の出来事は、カタールが、テロ組織の幹部とサウジアラビアの皇太子の支援関係を暴露したことです。在アメリカ・カタール大使館は、テロ組織ISISとアルカイダへのサウジアラビアとアラブ首長国連邦の支援に関する文書を発表し、カタール外相に提出しました。とはいえカタールも、テロ組織への支援に関与していました。

デフガーニー局長の発言において重要な二つ目の点は、西側、特にアメリカが、サウジアラビアとの軍事協定や利益を理由に、タクフィール主義思想へのサウジアラビアの支援を黙認していることを批判したことです。

テロや暴力的な過激派が、現代の最も危険な現象であることに疑いの余地はありません。こうした中、根本的な問題は、テロリストを支援している人々やグループの役割であり、この支援が、暴力や破壊行動を広げていることです。

 

アメリカとサウジアラビアは、シオニスト政権イスラエルに同調し、一部の国々と共に地域でテロ組織を誕生させ、彼らを全面的に支援することで、悪しき陰謀を実行しようとしています。ISIS、ボコハラム、アルカイダなどのテロ組織は、ブッシュ元大統領の政策によって誕生し、世界の多くの罪のない人々が命を落とすことになりました。現在のトランプ政権においても、それと同じシナリオが、サウジアラビアや他の一部の国々と共に、再生産されています。このような危険なサイクルは、西アジア地域をアメリカの軍事的な行動の舞台に変えているのです。

アメリカの財務副長官は、最新の発言の中で、サウジアラビアの国王と過激派のつながりと、アルカイダやISISのイエメンにおける活動の拡大に懸念を示しました。

イランは、テロとの戦いのために、その根源を絶つ必要があると考えています。デフガーニー局長の発言は、このような視点から、世界におけるテロや過激派の根源に関するイランの立場を示したものだと言えるでしょう。

2017年07月13日19時46分
コメント