• アメリカの財政赤字の増加

アメリカ政府が、アメリカの財政赤字は、今後7000億ドルを超えることになると発表しました。この額によれば、アメリカの財政赤字は2ヶ月前の予想を990億ドル上回ることになります。

アメリカの予算局の報告によりますと、今年10月から始まる2018年度の財政赤字は、1490億ドル増加し、5890億ドルに達するということです。こうした中で、トランプ大統領は、共和党議員の支援により、防衛予算などの予算案の一部を採択しようとしています。トランプ政権から提出された2018年度の予算案では、アメリカ国防総省の予算が数百億ドルも増加しています。

一方で、アメリカ政府は、歴史的な減税法案を可決しようとしています。この法案が施行された場合、アメリカ政府の税収が数千億ドル減少します。また、トランプ政権の収支のバランスが崩れ、アメリカは再び1兆ドルの財政赤字の時代に戻ることになります。トランプ政権は、財政赤字と国の債務の拡大の責任が、オバマ前大統領などの以前の政府関係者にあるとしています。現在の政府責任者によれば、福祉計画や、破綻した金融機関の救済を目的として、税率を上げる政策を取ることで、政府予算の秩序が乱れるとともに、納税者の数千億ドルが消えることになるとしています。このグループの見解によれば、税率の引き上げによる政府の財政赤字の補填は、最終的にアメリカの製造業やサービス業に損害をもたらし、数十万人分の雇用機会が失われるということです。

トランプ政権は、前政権の戦略を脇に追いやり、減税すると同時に、オバマケアと呼ばれる医療保険制度改革法の廃止など、社会・福祉計画を削減することで、財政赤字の問題を解決しようとしています。トランプ大統領は選挙計画の中で、3%の経済成長を公約しています。最近、アメリカ連邦準備制度のイエレン議長は、この公約を疑問視しており、上院の公聴会で次のように語りました。

「実際、トランプ大統領が経済的な目標を達成するには、税制改革や教育体制の改善などの、幅広い改革が必要であり、その実現は極めて驚くべき、難しいものとなるだろう」

アメリカ政府の財政赤字と債務の増加は、アメリカ政府の金融改革が停滞する要因のひとつとみなされています。こうした中、税制改革案や保険改革案への疑念や、多くの政治的なキャンダルにより、アメリカ政府の経済的成功は、疑問視されています。

2017年07月15日17時16分
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