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EU諸国の外務大臣が、16日月曜、ルクセンブルクで、北朝鮮に対する新たな制裁に同意しました。

この制裁には、北朝鮮への投資の禁止、EUからの北朝鮮への原油の輸出の禁止などが含まれています。また、北朝鮮の人々のEU国内での商業活動が制限されます。EUは、北朝鮮に対する新たな制裁の目的は、北朝鮮の核兵器計画の財源確保を阻止することだとしています。

プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領も、北朝鮮に対する国連安保理決議2321の実施を発表しました。

国連安保理決議2321は、北朝鮮による6度目の核実験を受けて出され、北朝鮮に対する新たな経済制裁を含んでいます。

朝鮮半島におけるアメリカと北朝鮮の緊張の継続、北朝鮮の軍事的な行動の継続により、実際、国際社会では北朝鮮への対抗で一致する風潮が見られています。この中で、これまで何度も、現在の危機の平和的な解決や対話の必要性を強調してきたEUとロシアでさえ、現在、制裁を行使する側に加わっています。

北朝鮮のミサイル

北朝鮮政府は、「アメリカが北朝鮮に対する脅迫を続ける限り、核能力の強化を続ける」と強調しています。

朝鮮問題の専門家であるオスマノフ氏は、次のように語っています。

「冷戦時代でさえ、朝鮮半島は現在ほど危険な状態ではなかった。この状態は、第三次世界大戦の勃発につながる可能性がある」

 

EUは、北朝鮮の核活動は、地域や世界の安全にとっての大きな脅威であり、核兵器の拡散を防止する上での最大の障害だと考えています。このような立場は、EUが、戦略的で重要な地域である東アジアの軍事的な緊張の高まりと、自分たちの利益が脅かされることを懸念していることによるものです。同時にロシアもまた、北朝鮮の核実験を非難し、北朝鮮政府に対して、安保理決議に従うよう求めています。

キムジョンウン労働党委員長

こうした中、ロシア政府は、北朝鮮が脅威に対して自国の安全を感じなければ、さまざまな困難にも拘わらず、核活動を続けるだろうとしています。ロシア軍事研究所のコルネーエフ所長は、「北朝鮮は、あらゆる攻撃に対して辛抱強く抵抗する用意がある」としています。プーチン大統領は、ミサイル・核活動の拡大に関する北朝鮮の行動は、北朝鮮に対するアメリカの脅威の高まりと直接、関係があるとしています。

実際、アメリカは、北朝鮮の核能力や軍事力を誇示しようとする動きに強く関与しています。

北朝鮮の核活動に対するトランプ大統領の立場は、北朝鮮に対して核に関するすべての力を利用する用意や対抗措置、さらなる制裁の行使といったものです。一方で、EUとロシアは、異なる見解を有しており、自分たちの利益に注目し、アメリカと北朝鮮の現在の危機の継続の阻止を求めています。とはいえ、彼らの最終的な望みは共通しています。言い換えれば、彼らはどちらも、朝鮮半島の危険な状況や、この地域における大規模な戦争の回避の必要性について同じ見解を有しているのです。

2017年10月17日20時34分
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