• アメリカ大統領のフィリピン訪問に対する抗議
    アメリカ大統領のフィリピン訪問に対する抗議

アメリカのトランプ大統領のフィリピン訪問に抗議する人々が、警察と衝突しました。抗議者は、マニラのアメリカ大使館前に集まり、アメリカの好戦的な政策を非難するとともに、トランプ大統領のフィリピン訪問に抗議しました。

トランプ大統領は、ASEAN東南アジア諸国連合の首脳会議に出席するため、マニラを訪問しました。トランプ大統領は、フィリピンのドゥテルテ大統領とも会談しました。フィリピンは、トランプ大統領の12日間に渡るアジア歴訪の最終訪問先です。これまでに、日本、韓国、中国、ベトナムを訪問しました。

 

フィリピンは、東南アジアのアメリカの同盟国の一つであり、この国には数箇所のアメリカ軍基地があります。この協力は、人々の抗議によって多くの出来事を伴ってきましたが、フィリピンは、地域におけるアメリカの重要な軍事拠点となっています。こうした中、フィリピンの政府や国民の期待とは裏腹に、アメリカとの軍事・安全保障協力は、決して、フィリピンの経済成長や社会問題の解決にはつながっていません。それどころか、アメリカ軍のフィリピン駐留により、麻薬の密売や犯罪が増加しています。

フィリピンのリザマザ元国会議員は次のように語っています。

「アメリカの軍事基地は、兵士の娯楽や休憩のための天国となっており、そこでは女性や子供たちが、ハンバーガー1個分の値段で売買されている。これらの基地では、女性は道具として見られ、女性に対する暴力も広がっている。また、アメリカ人を父に持つ何千人という子供たちが、絶対的な貧困の中で捨てられている」

アメリカからは独立した政策を取っているドゥテルテ大統領の就任以来、アメリカとフィリピンの関係は悪化しています。フィリピン政府の麻薬密輸業者に対する厳しい対応は、アメリカの抗議を招いており、このことが、フィリピンの政府や人々のアメリカに対する怒りや嫌悪を高めています。麻薬組織は、フィリピンだけでなく、世界中で、アメリカの権力保持者と関係を持っています。そのため、アメリカとヨーロッパの一部の組織は、ドゥテルテ大統領の麻薬密輸業者に対する厳しい対応について、国際的な法的機関による処罰を警告しているのです。

アメリカのジャトラス元上院外交政策顧問は、次のように語っています。

「フィリピンの国民の多くは、独立した外交政策や麻薬対策などのドゥテルテ大統領の政策を支持している。なぜならドゥテルテ大統領は、フィリピンがアメリカの外交政策を実施するための手段となることを望んでいないからだ。そのため、アメリカには、ドゥテルテ政権を弱め、別の人物と後退させるための戦略を模索している人々が間違いなくいるだろう」

いずれにせよ、フィリピンの人々が、アメリカ大統領のフィリピン訪問に抗議している中で、近年、アメリカはフィリピンを後進的な自分たちの植民地として見ており、アメリカ軍は、フィリピンの人々に対して好きなように振舞っています。このことから、彼らは西側の圧力に対して自国の大統領を支持し、アメリカの干渉を防ぎ、独立した立場を貫こうとしているのです。

2017年11月14日16時36分
コメント