• アメリカのポンペオ国務長官
    アメリカのポンペオ国務長官

アメリカのポンペオ国務長官が、北朝鮮は、核弾頭の60%から70%の廃棄に関するアメリカの提案を拒否したと語りました。

ポンペオ長官は、「我々は、北朝鮮の核弾頭を6ヶ月から8ヶ月以内に60%から70%廃棄するよう求めたが、北朝鮮はこの要請を拒否した」と述べました。

一部の専門家は、クリントン元大統領が北朝鮮のキムジョンイル労働党総書記との約束を守らなかったかつての経験から、北朝鮮は今回のアメリカの要請を拒否したのだと語っています。北朝鮮はこの中で、「アメリカの戦略はがんのようであり、国務長官の要求は強盗のようだ」としました。アメリカと北朝鮮の協議は順調に進んでおらず、アメリカ政府はこの協議に強い懸念を抱いています。

ポンペオ長官の発言は、アメリカが北朝鮮の完全な非核化から立場を譲歩させていることを示しています。

北朝鮮に対する脅迫の継続、朝鮮半島における同盟国との合同軍事演習の継続、北朝鮮に対する高官の侮辱的な発言、そして何より、イランに対する約束不履行と核協議からの離脱、これらはみな、北朝鮮がアメリカへの不信感を募らせ、協議を半ばでやめる根拠になりえます。

 

北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党委員長

 

こうした中、北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党委員長が、協議をやめようと考えることになった最大の問題は、アメリカがイラン核合意に対して見せた態度であり、これによってアメリカへの不信感が最高潮になりました。アメリカのカーディン上院議員は、次のように語っています。

「アメリカは信用できないとするイランの理論は、トランプ大統領による核合意からの離脱によって、すべての人に証明された」

アメリカの国際的な取り決めや合意に対する約束不履行の経験は、朝鮮半島の協議において大きな障壁となっています。アメリカの核合意からの離脱と、この問題を巡る安保理決議への違反は、国際社会からの批判を浴びています。アメリカが国際合意を守らないことから、世界の国々は、アメリカと協議を行ったり、合意が調印されたりしても、この国は取り決めを守るのか、それともイラン核合意やパリ協定と同じように、新たな合意からも離脱するのか分からない、という結論に達しています。

核合意を巡る出来事と、アメリカとの協議を巡るイランの警告が、北朝鮮の関係者への忠告となりました。北朝鮮政府は、アメリカ人の解放など、いくつかの肯定的な取り組みを示しましたが、アメリカからはそれに応じる措置は見られませんでした。そのため現在、協議では、アメリカに圧力をかける手段を失わないようにするため、相互の措置のみが認められるという結論に達しています。

アメリカ上院外交委員会のボブ・メネンデス議員は、次のように語りました。

「北朝鮮の行動に驚くべきではない。このような決定は、トランプ政権のアプローチとその愚かで性急な行動が失敗したことを示している」

トランプ大統領の国際的な政策は失敗し、北朝鮮は、アメリカの行動から教訓を得て、相互の措置による合意の実現を追い求めているようです。

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2018年08月15日20時10分
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