• 国際刑事裁判所
    国際刑事裁判所

アメリカのボルトン国家安全保障担当大統領補佐官が、「国際刑事裁判所が、アフガニスタンにおけるアメリカの犯罪とパレスチナ人に対するシオニスト政権イスラエルの犯罪に関して調査した場合、国際刑事裁判所に制裁を行使する」と警告した翌日、国際刑事裁判所は、アフガニスタンにおけるアメリカの戦争犯罪についての調査の実施を強調しました。

国際刑事裁判所は、「法の支配と原則に基づき、何ものも恐れることなく活動を続ける」としました。こうした中、ヨーロッパ諸国は、この裁判所の活動継続を支持することを強調しています。EUはこの中で、国際的な犯罪の犠牲者には正義が行使されるべきであり、戦争犯罪を行った者は、世界のどこにいようと裁判所に引き渡され、処罰されるべきだとしました。

ボルトン補佐官が国際刑事裁判所を批判し、制裁の行使を示唆した一方で、国際刑事裁判所は、アメリカが2001年にアフガニスタンを占領して以来、民間人の殺害、住宅地の攻撃など、数多くの戦争犯罪を行ってきたことを示す証拠を手にしています。

 

アメリカのボルトン国家安全保障担当大統領補佐官

 

アメリカはこれまで、多くの国際的な条約や合意に違反したり、それらから離脱したりしてきました。実際、トランプ大統領は、“アメリカ・ファースト”をスローガンに、自国の利益を確保するため、パリ協定やイラン核合意といった国際的な取り決めからの離脱を表明しました。さらに、国連人権理事会やユネスコなどの国際機関からも脱退しています。

フランスのルドリアン外務大臣は、トランプ大統領を強く批判し、「アメリカ大統領は、重要な国際合意から離脱し、多極主義を踏みにじり、世界で一極主義を追求している」と語りました。

 

フランスのルドリアン外務大臣

 

アメリカの政府高官は、このような行動によって、力を誇示しようとしており、アメリカの離脱によって、これらの条約や機関の力が弱まると考えています。

こうした中、このようなアメリカの政策は、これまで以上にアメリカとその同盟国の間の亀裂とアメリカの孤立を深める原因となっています。現在、ヨーロッパは、核合意やパリ協定といった国際的な合意の実施を強調しています。

アメリカの政治活動家であるハニング氏はこれについて、アメリカ政府の政策により、アメリカは孤立を深めているとし、「トランプ大統領の一極主義は、国連やその他の国際機関を脅かすと共に、人権侵害や好戦主義の拡大の下地となっている」と語りました。

こうした政策の一方で、世界的なアプローチが行われなければ、彼らに対抗する方法はありません。これに関して、国連のグテーレス事務総長は、国際問題の解決に向けた世界的なアプローチを強調し、「現在の勝者が、明日は敗者になる可能性がある」と語りました。

 

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2018年09月12日19時40分
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