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国際司法裁判所がイランのアメリカ提訴に関して、イランに有利な一時的判断を下した後、アメリカは、イランとの間で1955年に締結した友好経済関係・領事関係条約から脱退しました。

 

 

イランはこの条約に沿って、アメリカの核合意からの離脱と一方的な制裁の復活について国際司法裁判所に提訴しました。国際司法裁判所は3日水曜、第一歩として、イランのアメリカに対する提訴について審理する資格がこの機関にあるものと見なし、アメリカ政府に対し、最終的な判決が下されるまで、航空・人道面の制限を解除することを義務付けました。

国際司法裁判所の今回の判断は、アメリカの一方的なアプローチは、国際社会に認められていないことを示しました。トランプ政権の発足により、アメリカは法を免れようとしています。この中で、国際司法裁判所が暫定的にイランに有利な判決を下したのと同時に、アメリカ政府は、1955年にイランとの間で締結された友好経済関係・領事関係条約は39年前に破棄されるべきだったが、今後アメリカは、この条約から離脱すると表明しました。この行動を受け、イランのザリーフ外務大臣は、3日水曜夜、「アメリカの友好条約からの離脱も、アメリカの法を免れようとする行動の新たな例だ」と語りました。

国連総会とトランプ大統領を議長とした国連安保理の会合の後、国際司法裁判所の暫定的な判決が発表されたことは、アメリカの孤立が続いていることを示しています。トランプ大統領は2度目の国連総会で、アメリカの孤立を目にしただけでなく、世界の首脳の失笑を買いました。トランプ大統領はまた、国連安保理の会合でも、15理事国のうち14理事国が、核合意を支持したのを目にしました。そして現在も国際司法裁判所は、核合意への違反とイラン国民に対する制裁を停止するよう、アメリカに指示しました。

これはイランの正当性を示しており、イランは再び、アメリカに対して法的機関で勝利しました。イラン国家安全保障最高評議会のファラーハトピーシェ委員長は、次のように語りました。

「国際司法裁判所が、イランのアメリカに対する提訴を審理する資格がこの機関にあると認めたことは、アメリカの自尊心が崩されたことを意味し、国際分野も、それをイランの有利と捉えることができる」

 

ファラーハトピーシェ委員

 

ここ数日の行動を総じて見てみると、トランプ大統領の一極主義と法への違反は国際的に認められておらず、アメリカの理不尽な要求に対抗するために国際的な協力を行うことが必要だということが分かります。国際司法裁判所の暫定的な判決に対するアメリカの反対は、イランと協力しないようにという他国への警告、制裁の発動、核合意をはじめとする国際的な合意からの離脱、国連憲章への明らかな違反です。

これについて、国際法の専門家であるモムターズ氏は、3日、アメリカの今後の対イラン制裁について次のように語りました。

「この制裁の目的は、各国の外交関係に直接影響を及ぼすことであり、これは国連憲章で定められた不干渉の原則に違反するものだ」

いずれにせよ、国際司法裁判所の暫定的な判断が発表された後、アメリカは、「1955年の友好条約を今後は遵守しない」と強調しました。これは、新たな合意からの離脱であり、一方的な約束不履行で、国際社会には認められていません。イギリスのガーディアンの国際部編集長のヘイリー氏は次のように語りました。

「1955年の友好条約は、イランとアメリカのいずれかがこの条約を破棄する場合、1年前に相手側にその決定を書簡で伝えるべきだとしている」

 

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2018年10月04日18時35分
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