• 本の庭園
    本の庭園

テヘランの中心部で、都市の娯楽・文化施設が設けられています。そのうちのひとつは、文化、書籍、学問に関するプロジェクトです。このプロジェクトは、長年に渡る計画の末に実現しました。テヘランの本の庭園は、世界最大の本屋です。

本の庭園は、テヘランのアッバースアーバード地区で開催されており、イランイスラム革命後最大の文化プロジェクトのひとつです。今月3日、ガーリーバーフ・テヘラン市長、ラーリージャーニー国会議長、その他、文化、芸術関係者の立会いのもとで開幕しました。

 

本の庭園は、今月3日、ガーリーバーフ・テヘラン市長、ラーリージャーニー国会議長、その他、文化、芸術関係者の立会いのもとで開幕しました。

 

テヘランの本の庭園は、東はイラン国立図書館、北東はペルシャ語・ペルシャ文学学院、北西は芸術ガーデン、西は聖なる防衛庭園博物館と接しています。本の庭園の広さは11万平方メートルです。そのうちの6万5000平方メートルが展示場や会議場などの建物となっていて、残りは緑の空間や人工の湖となっています。本の庭園の敷地内には、16箇所の展示場があり、それぞれが2階建てで2000平方メートルの面積を有しています。

 

テヘランの本の庭園

 

テヘランの本の庭園では、一年を通して書籍に関する展示会が開催されています。本を検索したり、注文したりするための大規模な情報ネットワークが開設され、読者が簡単に本を探せるようになっています。

 

テヘランの本の庭園

 

テヘランの本の庭園の発案者たちは、子供たちの間に読書の習慣を広めたいと考えました。子供の頃から、この習慣が身についていないと、大人になってから読書を習慣とするのは難しくなるでしょう。そのため、プロジェクトの対象として考慮されたのは、青少年です。この庭園には、大人向けの本屋や展示場もありますが、それらは主に、子供たちと一緒にやって来くる大人たちに文化面でのサービスを提供するものです。

 

テヘランの本の庭園は、公共の空間であり、娯楽施設の他にも、子供たちが何かを学び、読書とのつながりを深めることができるようになっています。ここには、韓国のLGとの協力により、子供たちのための学術施設が作られており、これは、韓国以外での初めてのプロジェクトとなっています。この施設は、7歳から12歳までの子供を対象とした美しく興味深い施設となっています。

 

本の庭園で行われている活動や多様なプロジェクトは、現代のこの世代の子供たちの特徴に合わせ、イランの児童・青少年知育協会の経験を再現する可能性をもたらしています。本の庭園の目的のひとつは、読書や勉強に興味を持つ新たな世代の子供たちを育て、彼らの技術を高めることにあります。現代の子供たちは、インターネットの過剰な使用により、学術的、体力的に技術を高めることが疎かになっています。そのため、本の庭園は、子供たちのために、他の技術を高めるための空間を作ることを目的にしています。

 

本の庭園は大きく2つの部門に分けられます。一つは本の部門であり、もう一つは学術パークです。本の部門は、子供向けと大人向けに分かれています。また、子供たちに本に親しんでもらうための音楽コーナーも設けられています。この部門では、子供の教科書にのっている詩のすべてが音楽と共に流されています。

 

本の庭園

 

テヘランの本の庭園は、幾つかの部分から成っています。一つ目は、世界最大の書店である本屋です。二つ目は、イラン最大級の芸術ギャラリーで、三つ目は、映画館や劇場です。本の庭園の中でも最も重要な部分は、青少年学術センターで、その面積は1万2000平方メートルに及びます。2歳から8歳、8歳から12歳、12歳から18歳のそれぞれのグループのための教育コーナーもあります。それぞれのコーナーでは、一度に40人が遊ぶことができ、それぞれが一日あたり、800人にサービスを提供することができます。

 

五つ目は、青少年が遊ぶためのコーナーです。六つ目は、子供だけでなく、すべての人を対象とした娯楽コーナーです。

 

本の庭園の建築は、入り口に入るまで、階段の下からではほとんど明らかではありません。しかし、入り口を入った後に見える銀色の柱や鏡の天井は、見る者を惹き込んでいます。

 

本の庭園は、世界中のほかの展示場と同じように、現代的に設計されています。この種の建築は、展示場に特有のものであり、主に、訪問者が自由に解釈することができるよう、解放的な設計となっています。本の庭園の特徴は、見る人が窮屈さを感じないような空間になっていることです。

 

本の庭園

 

テヘランの本の庭園の空間は4つのブロックに分けられます。Aブロックは、完全に児童や青少年向けの空間です。Bブロックは、デジタル空間です。Cブロックは、展示場で、映画や演劇を観賞できます。芸術作品の売店もここにあります。Dブロックは、大人向けの本屋や芸術作品のギャラリーとなっています。

 

アメリカの週刊誌、ニューズウィークは、テヘランの本の庭園の開設に関する報告の中で、この庭園を紹介するとともに、その一部の特徴に触れています。ニューズウィークは、この報告の中で、次のように記しています。「テヘランの本の庭園は、世界最大の書店とも言われる大きな文化施設であり、6万5000平方メートルの面積を誇り、劇場や学術ホール、会議場、レストランなど、数々の施設を含んでいる。また、読書のための緑の空間も設計されている」

 

本の庭園

 

ニューズウィークが報告の中で、驚いたこととして触れていることの一つは、この庭園にある本の数の多さです。この報告は、「昨年の冬にこのプロジェクトが完成した後、数ヶ月のうちに、子供用の40万冊以上の本が用意され、本棚も、子供たちが手に取りやすいように設計されていることだ」としています。

 

ニューズウィークは、テヘランの本の庭園について、この他にも、興味深い点を指摘しています。テヘランの本の庭園が開設されるまで、アメリカのバーンズ・アンド・ノーブルが、世界最大の書店としてギネスブックに登録されていました。この書店は、ニューヨークのおよそ1万4000平方メートルの敷地にあり、本棚は、延べ19キロに達します。しかし、テヘランの本の庭園の開設により、“世界最大の書店”の栄誉は、ニューヨークからテヘランに移さなければなりません。

 

 

2017年07月27日00時38分
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