イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、先月29日、大統領および政府閣僚と会談し、「アメリカとはいかなるレベルの協議も行わない」と強調し、次のように語りました。

「少なくとも、表面を取り繕っていたアメリカの前政権の関係者との協議の結果はあのようなものであった。ましてや、イランの人々への敵対をむき出しにしている現政権の関係者とは、どのような協議ができるというのか。そのため、アメリカとはいかなるレベルの協議も行われない」

 

1979年のイランイスラム革命の勝利は大きな出来事でした。これによってイランの王政が崩壊し、アメリカをはじめとする多くの覇権主義者のイランの資源強奪の手が断たれました。この日から、アメリカはイランに敵対し、イランのイスラム体制を崩壊させるためにさまざまな手段を用いました。

 

戦争、テロ、モナーフェギンをはじめとするテロ組織への軍備や資金の提供、経済制裁や軍事的な圧力、これらが、アメリカとその同盟国の敵対の例です。彼らはイランの人々に多くの苦難を強い、イラン国民の意志をくじき、彼らを屈服させようとしました。しかし、アメリカとその同盟国の悪魔のような計画が、これまで、イラン国民の革命的な動きにダメージを与えることはできていません。それどころか、この敵対により、革命的な道を進む上でのイラン国民の意志は、ますます高まっています。

 

アメリカのトランプ大統領は、世界の世論を欺くために、論理的な協議や対話を主張しています。彼らは、自分たちは対話と協議を支持しており、さまざまな問題はこの方法によって解決できると主張しています。そのため、イランが自分たちと協議を行おうとしないと騒ぎ立てました。

 

しかし、豊かな文明と文化を持つイランの人々は、昔からずっと、独立を求める世界のすべての国と友好的な関係を築いてきました。

 

イランの前政権は、アメリカの要請を受け、アメリカやヨーロッパ5カ国とイランの核問題について話し合うための協議団を結成しました。そして何度も協議を重ねる中で、最終的に核合意が採択されました。

 

イランは、決定された事柄の遵守を示し、IAEA国際原子力機関もそれを認め、これまで12回に渡り、イランが核合意を遵守していることをはっきりと述べています。

 

イランの核合意の遵守と核協議に対し、アメリカも、すべての対イラン制裁を解除し、イラン国民への圧力を停止することになっていました。しかし、アメリカの理不尽で覇権主義的な性質が明らかになり、トランプ大統領は核合意のすべての取り決めを無視し、核合意から離脱しました。

 

シオニスト政権イスラエルを常に支持し続けてきたアメリカは、彼らの対話の呼びかけが口先だけのものに過ぎず、その裏で世界に毒を巻いているということを示しました。アメリカは再び、イランだけでなく、世界中に、彼らが信用できない存在であることを示したのです。

 

ハーメネイー師は、以前、演説の中で、アメリカのイランへの敵対の深さが明らかになったことについて次のように語りました。

 

「核合意後、最近の協議の中で、核問題やミサイル問題は真の問題ではなく、アメリカの深い敵対と反対は、イランの国民とイスラム体制そのものにあることが完全に明らかになった。それはこの体制が重要なこの地域で栄誉を保ち、アメリカの圧制に対する抵抗と反対の精神を高め、イスラムの旗を掲げているためであり、彼らはイスラム体制を否定しようとしている」

 

現在、アメリカの約束不履行とトランプ大統領のイランに対する侮辱は、彼らの深い敵対をさらに明らかにしています。イランは対話と協力により、核の分野の学術的な成果を維持することを望みましたが、アメリカは、イランに対して深く敵対していることを示しました。

 

この経験は、イランの政府と国民にとって貴重なものでした。それはイランの新たな世代にも、アメリカのイランに対する悪意や敵対を悟らせるきっかけになりました。このアメリカの約束不履行により、イランは世界においてより高い地位を築き、アメリカはさらに嫌悪されることになりました。

 

ハーメネイー師は、「イランがアメリカに対して柔軟な姿勢を取るたびに、アメリカは敵対を減らさなかっただけでなく、さらに大胆になった」と語りました。

 

そのためハーメネイー師は、アメリカが取り決めを破った後、先月29日の政府週間に際して政府閣僚と行った会談の中で、「アメリカとはいかなるレベルの協議も行わない」と強調しました。

 

イランはアジア、特に中央アジアの情勢において中心的な役割を果たしているため、常に、イランとの対話はアメリカの必須事項のひとつでした。アメリカの政治家は常に、イランと協議を行おうと努めてきました。

 

アメリカのオバマ前大統領は、これに関してハーメネイー師に書簡を送り、協議を求めていました。実際彼らは、このような策略により、世界に対して、イランはアメリカとの協議を必要としており、自分たちがイランを協議の席に着かせようとしているように示そうとしました。しかし、核協議により、彼らは約束や取り決めを守らないことが示されました。

 

現在アメリカは、経済的な制裁や圧力により、イランのイスラム革命は、経済問題を解決できないように示そうとしています。ハーメネイー師は、数年前から、敵の経済制裁という手段に対抗する上での抵抗経済と国内の生産を呼びかけてきました。ハーメネイー師は、経済分野における重要な措置により、国内の力を支えに経済を繁栄させることができると考えています。

 

ハーメネイー師は、最近の演説の中で、経済問題の解決における体制責任者の統一と連帯が重要だとし、次のように語りました。

 

「強い決意で積極的に、経済問題の解決に取り組むべきだ」

ハーメネイー師と政府閣僚の会談

 

ハーメネイー師は、敵は一部の弱点や経済的な問題を理由に、イランの経済問題に集中していると強調し、次のように語りました。

 

「経済に関しては、多大な努力が必要であり、すべての穴を埋める必要がある。これらは皆、可能なものであり、国家の経済管理において行き詰まりは存在しない」

 

ハーメネイー師はさらに、このように語っています。

 

「イランの経済関係者は、日夜努力を続けるべきであり、活動の中心には、国内の生産を支えにした抵抗経済を据える必要がある」

 

抵抗経済は、生産型の経済です。この経済戦略が実れば、非常に大きな結果が生まれるでしょう。若者の雇用、国内の製品の質の向上、輸出の拡大、これらが抵抗経済の成果です。国内の生産とその問題の解消は、体制責任者が注目すべき重要な問題です。ハーメネイー師は、「生産の問題には解決策があり、経済関係者も、その方法を提示している。もしそれらが実施されれば、国民の生活は向上する」としています。

 

アメリカとその同盟国は、全力でイラン国民の革命に対する希望を失わせようとしています。しかし、イスラム体制の関係者の賢明な措置と国民や若者の支援により、アメリカの経済制裁も、彼らの悪しき努力と同じように、実を結ぶことはないでしょう。抵抗経済は、制裁を退け、敵を再び失望させるものなのです。

 

ハーメネイー師は次のように強調しています。

 

「抵抗経済政策は、敵に対する力の強化、防衛の砦であり、前進のためのきっかけである」

 

 

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2018年09月04日18時17分
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