2018年 7月13日(中村・山口) 

リスナーより   

  先だって、2018年5月29日に三才(さんさい)ブックスから、発刊された「決定版!BCLバイブル」 オススメ海外短波放送日本語放送編で、第1章 「知っておきたい海外放送の情報」でIRIBラジオ日本語の記事を執筆いたしました。添付ファイルにて該当部分をお送りいたしますので、よろしくご査収ください。この本を読んで一人でも多くのIRIBラジオ日本語のリスナーが増えることを願いながら執筆しました。

 

●ラジオより

中:ということでOさんからは先ほどご紹介された本をお送りくださいました。この本では、IRIBのラジオ日本語を「日本や西側諸国で報道されない情報を知り得ることができ、同時に宗教放送の側面も併せ持つ異色な存在」、「インターバルに使用されているピアノ曲『愛の雨』は情緒深く印象的」、「人気が高いのは金曜広場」と、ご紹介くださっています。この本は、インターネットの本屋さんでも入手できるようです。興味のある方はぜひお買い求めください。Oさん、ありがとうございました。

 

 

梅の木

 

●リスナーより   

 自宅の梅の木になっている実をとりました。今年は豊作でかなりあり、梅干しができると思います。1本の木ですが10キロ以上とれました。

中:梅の話題は滋賀県大津市のK.N.さんからもいただきました。梅は春先の天候によっては不作になるときがあるそうですが、今年は豊作とのことよかったですね。私の実家でも父が庭の梅から自家製梅干しを作っており、里帰りのたびにもらって帰ります。イランでは残念ながら、梅も梅干しに使う赤じそもないんですよね。

山:そうですね。そもそもイランと日本では、食文化、食体系がまったく違いますので、私も日本に一時帰国した際には必ず梅干を纏め買いしてイランにもってきます。日本のお米や味噌、しょうゆ、のり、みりんなどは必ずイランに持ってくる7つ道具とでもいえるでしょうか。ご実家の梅の木からとれた梅で梅干をつくるなんて、それこそ今時の最高の贅沢ではないでしょうか。うらやましいですね。ちょっと話題がそれますが、昨年我が家では梅ではなくて、収穫したてのぶどうから、干しぶどうをたくさん作りました。梅は現在、日本から前回もって来た分を少しずつ大事に食べています。

中:イランには梅がないので、どうかと思っていましたら、梅干しが好きなイラン人は多いですね。いままで味見をした人で食べられないという人にはお目にかかったことはありません。イラン人の好みに合った味なんでしょうか。

山:そうですね。イランでは食事の付け合せにトルシーと呼ばれる野菜の漬物の一種や、ヒヤーレシュールと呼ばれるきゅうりのピクルスがよく出てきますよね。イラン式の油と塩の多い食事に、そうした酸味の付け合せは欠かせないのではないでしょうか。それから、子供たちもよく食べている、ビニールの間に挟まれて販売されている、薄手の酸っぱいお菓子のラヴァシャック、あれは少々梅干に似た風味があると思います。調べてみましたところ、このラヴァシャックはアンズのように酸味のある果物のほか、ざくろやりんごからも作られるとのこと。ただし、ざくろやりんごで作った場合には、甘みのあるものができるそうです。作り方はそれほど複雑ではなく、お目当ての果物をどろどろになるまで煮込んで種や皮などを取り除いて、さらに手もみでもよいのでよく砕き、それを大きなお盆などに薄くしいて3日ほど天日干しにして出来上がり、ということです。ちょうど今、日差しが強い時期でもありますし、今度作ってみようと思います。

中:イランのラヴァシャック、日本にいる甥っ子にお土産に持っていったことがあるのですが、梅のシートに似ているそうで、好評でした。日本とイラン、共通の味と言うことでしょうね。

 

リスナーより    

 今回の金曜広場のインタビューコーナーで、イランへの送金問題が紹介されていました。やはり経済制裁の問題が尾を引き国際送金は難しいのでしょうか。現金社会の日本でさえ、金額が大きくなればクレジットカードか銀行振込など、現金の取り扱いは減ってきます。イランの日常生活では、やはり現金決済が中心なのでしょうか。

 

●ラジオより

中:国際送金は、本当に難しいですね。今は全くできなくなっていると言っても間違いではありません。そもそも町中でドルを手に入れること自体がほぼ不可能になっています。

さて、イランでは意外なことに日本以上のカード決済社会ですよね。

山:そうなんですよね。最近は特にその傾向が強まっていることに気づきました。とはいっても、いわゆるクレジットカードではなく、こちらでは銀行のキャッシュカードによる決済ですよね。

中:日本と同じように、いわゆるデビット機能付きのキャッシュカードですよね。

山:最近ではお店で買い物をしても、お店先で現金をわたすのではなく、銀行のキャッシュカードを渡して暗証番号を告げて、お店の人がキャッシュカードを備え付けの機械にかけて、こちらの告げた暗証番号を入れてレシートをもらって終わり、というものです。確かに、手元に現金がなくても買い物ができるようにはなりましたが、自分では銀行の口座の残高がまだあると思っていたのに、いざお店先でカードを機械にかけてもらったら「残高がありません」などというケースは、こちらでもあとを絶たないようです。何事にも便利と不便、プラスとマイナスがありますので、その両方をよく把握した上で、有効に活用したいものですよね。

中:そうですね。子供に買物をさせても、おつりを間違ったりすることなく大変便利です。ただ、こちらでは通貨であるリアルからゼロを一つ落としたものをトマーンといって、トマーンの方がふつうなんですね。例えば、1万リアルのものは、千トマーンといいますが、決済の時は、リアルでやりますので、お店の人が時々ゼロの数を間違えることがあるので、注意が必要です。カードで支払いを済ませたら、必ずレシートの金額を確かめるようにしています。一度もやしを買ったら、ゼロを二つ余計に入力されてしまったことがあって、それこそ2万リアルのもやしが、200万リアルで落とされてしまったことがありました。お店の人もびっくりして、すぐにお金を返してくれましたが、現金がないので、銀行のATMで振り込んでくれました。そこでもキャッシュレスを実感しました。また、いまでは公共料金の振り込みも明細書を持ってATMのバーコードにかざして、カードで支払うことができます。お金の振り込みもATMでカードを使えば、もちろん、上限はありますが、24時間即時決済ですから、便利になりましたよね。20年前はちょっと大きな現金が必要になると銀行窓口に並ばねばならず、半日仕事だったことを考えると、進歩したものだなと思います。

 

コーラン

 

●リスナーより   

3年前から外国の放送を聞いていましたが、イランが受信できたのは初めてでした。イランは世界史でペルシアとして習いましたが、文明にはとても魅力があると思います。初めてコーランの音読も聞けて、よい体験になりました。 

 

ラジオより

中:初めての受信報告書、ありがとうございました。学校の世界史の授業では「ペルシア」の段階ではまあいろいろ習うのですが、「イラン」になってからは時間の関係か、あまり習わないまま受験を迎えることが多いですよね。私も遙か昔、高校生だったころ世界史をとっていたのですが、ガージャール朝や立憲革命などは聞いた覚えがほとんどありません。日章丸事件もようやく最近になって本や映画で知ったくらいです。山口アナは大学でペルシア語を専攻されていたそうですが、きっかけは何だったんですか?

山:はい、高校時代に習った世界史の先生が、イスラム・オリエントの歴史を詳しく教えてくれまして、日本からこれほど離れたペルシャ帝国がシルクロードを通じて日本とつながりを持っていたこと、アジアの言語でありながらペルシャ語が、言語学的には英語やドイツ語、フランス語などヨーロッパの言語と親戚関係にあり、インドヨーロッパ語族に属すること、そして東洋のイタリア語ともフランス語とも称されるほど発音が美しいという点に興味を持ちました。それから、右から左にリボンが舞っているように書かれるペルシャ文字にも惹かれましたね。それまで、右から左に文字を書いたことがなく、またテレビで確か頭にターバンをかぶった人が葦のペンで右から左にアラビア文字で書道をしているところを見まして、これにも衝撃を受けました。しかもアラビア語とは文字が似ているけれどペルシャ語は全く別の言語で、しかもヨーロッパ系の言語に近い。果たしてどういう言語なのだろう、という興味がわきまして、ペルシャ語の世界に引かれていったという感じです。

中:そうなんですか。日本からイランへいらっしゃる観光客の方でも、シルクロードに興味のある方でイランにも興味を持ったという方が多いですよね。

 

2018年07月14日15時59分
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