7月 12, 2022 16:25 Asia/Tokyo
  • 中国の王毅外相
    中国の王毅外相

中国の王毅外相が11日月曜、一部のアジア諸国に対し、大国に翻弄されないよう警告しました。

東南アジア地域はその戦略的な重要性がゆえに、かなり前から複数の大国間での地政学的な対立点となっているため、一部の地域諸国は陣地引き入れ合戦、いわゆる勢力圏競争に懸念を示しています。

ロイター通信によりますと、王外相はインドネシア・ジャカルタにあるASEAN東南アジア諸国連合事務局において講演し、「地域における一部の国は、米中間の勢力圏競争の圧力にさらされている」と述べました。

また、「我々は、複数の勢力間の競争に対するチェスの駒として使われたりすることや、地政学的な打算での利用および強制や脅迫から、地域を遠ざけ守る必要がある」とし、「我々の地域の将来は、我々自身の手中になければならない」と強調しています。

王外相は、インドネシア・バリ島でのG20主要20カ国地域外相会合に参加して数日後にこの表明を行いました。

王外相はG20外相会合の傍ら、ブリンケン米国務長官と5時間に及ぶ会談を行っています。

王外相は11日月曜、「ブリンケン長官に対し、双方がインド太平洋地域における地域志向を共同で支援し、プラスの行動およびその作用を目指した法律の制定に関して議論し、意見交換を行う必要がある」としました。

そして、「制定させたい法律主要な要素となるのは、ASEAN中核思想の支持、現在もある地域企業の枠組みの強化、相互間のけん制や敵対に代わるアジア太平洋地域での相互の合法的な利益と権利の尊重である」と語っています。

同時に、台湾問題に関して「アメリカは1つの中国政策を歪曲して、中国の発展の抑制やかく乱のために、台湾というカードを使おうと画策している」と述べました。

アメリカは、同国として1つの中国の原則を尊重し、認めており、台湾の独立を奨励・宣伝していないと主張しています。

しかしアメリカで1979年に制定された台湾関係法では、アメリカは台湾を防衛するために必要な手段を台湾に提供しなければならないことになっています。

王外相はまた、「双方はいずれも、台湾海峡全域において平和的な発展を遂げることになるだろう。だが、1つの中国の原則に対して横暴な疑問が突きつけられる、あるいは破壊されるような場合、台湾海峡全域に暗雲が立ち込める、または大嵐が起こることになるだろう」としました。

 


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