4月 20, 2021 18:02 Asia/Tokyo
  • 福島原発の処理水
    福島原発の処理水

韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相が20日、福島原発の処理水の海洋放出について同国国会の外交統一委員会の緊急質疑に招かれた席で、日本政府の決定に肯定的な反応を示したのは米国のみだと指摘しました。

韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相

韓国の総合ニュースサイト「Wow Korea」が報じたところによりますと、鄭外相は、EUも隣接国5か国も太平洋島嶼国フォーラム(加盟国16か国)も懸念を表明していると指摘し、日本の決定を支持している米国に対して韓国と判断を異にする根拠を明らかにするよう求めたほか、韓国が一貫して用いている「汚染水」という表現を米国が「処理水」と判断した根拠や、日本の海洋放出を決める続きが「透明性」があり、「国際的に承認され、安全基準に従った」と判断した理由について訊ねたことを明らかにしました。

IAEA国際原子力機関と米国務省は、日本が処理水の海洋放出を決めた同日の13日、「日本は透明性を保ち、世界的な原子力安全基準に合致した手法を採用したようだ」という内容の声明を発表しましたが、鄭外相はこのIAEAの姿勢についても、「IAEAは日本の措置自体を歓迎したのではなく、汚染水の海洋放流過程でIAEAの手続きに従うことを明らかにしたことに対して『歓迎する』ということだと釈明した」と述べました。

鄭外相はは前日19日の国会の対政府質疑において、海洋放出の決定を「国際原子力機関の基準に合う適合な手続きに従うならあえて反対しない」と答弁し、この発言を受けて外交統一委員会での質疑に召喚されていました。

韓国では、政府が日本の福島原発処理水海洋放出決定に対し「容認できない」として強硬な反発を表しているほか、国内の食料品店が相次いで日本の海産物の販売を取りやめています。

 

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