7月 23, 2021 17:36 Asia/Tokyo
  • アフガンでの米軍
    アフガンでの米軍

アフガニスタン問題を担当するザミール・カブロフ露大統領特使が、テロ組織ISISと内通・協力していたとして、アフガンに駐留するアメリカとその同盟国の多国籍軍を非難しました。

カブロフ特使はこれに関して、アフガン北部でのISISの大規模な包囲の一例に触れ、「これらのテロリストは所属不明のヘリで、しかも何の表示もなしにアフガン・バグラム空軍基地に移送され、その後は各地に散在している」と述べています。

また、「このような小さな事例は数多くあり、それらすべてを1つの集合体として見ると、1つの概要が掴める」としました。

ضمیر

ザミール・カブロフ露大統領特使

 

カブロフ特使が意図するのは、「米国は計算のうえで、全体計画の一部として、アフガンでISISへの協力・支援を行った」という結論が導きだされるということです。実際、米軍のアフガン駐留は近年、同国でのISISの活動の再形成と拡大を伴ってきています。ロシア政府は、ISISが中央アジアへの勢力拡大やこの地域での情勢不安の助長を目的として、アフガンでの活動拡大を目論んでいることを、これまで繰り返し警告してきました。

ロシアはまた、アフガンでのISISの拡大について警告するとともに、集団安全保障条約機構にに参加しているロシアの同盟国に対するISISの活動を防ぐために、タジキスタンとキルギスの軍事基地を強化するなどの措置を講じています。ロシア側の話では、米国とその同盟国はアフガンにおいて、自らの利益と目標に沿って、アフガンに拠点を置くISISに様々な後方支援と兵器支援を提供してきました。この措置による安全上のリスクを考慮して、ロシア政府は、この措置による安全上の危険性を鑑み、この措置が実際にどのような面で行われているか明確にしたうえで、そのプロセスを可及的速やかに停止させようとしています。ロシア外務省はすでにこれに先立ち、アフガン北部地域がISIS要員の避難場所と化している、と公表しています。アフガンでのISISの存在を支援し、このテロ組織の因子のアフガン潜入・配備を支援する、という米国のアプローチを考えると、アフガンでのISISの勢力増大は重要性を帯びてきます。ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官はこれに関して、「信頼できる情報によると、米軍とNATO北大西洋条約機構軍が、所属不明のヘリコプターによるISIS要員の移送や殺傷用軍事兵器の供給など、アフガンでISISを支援していることは、明白に断言できる」と語りました。

ロシア政府関係者の話によりますと、アメリカは自らの利益と目的に沿って、アフガンに拠点を置くISISにさまざまな兵站・兵器支援を提供してきました。米国は常に、イラン、ロシア、中国を含む地域的および国際的な敵に対する対抗する道具としてISISを利用してきました。またアフガニスタンのほか、特にタジキスタンやウズベキスタンなど中央アジアのアフガン近隣諸国におけるISISの強化は、それらの諸国や中国・ロシアへの圧力行使を目的としたものです。イランの国際問題評論家ノウザル・シャフィーイー氏は、「ISISは、アフガンで社会学的に認められるような立場を有していない」と強調し、「米国はISISを利用して、中国をアフガンから追い出し、さらにはこの自らのライバルを、内部から脆弱化させようとしている」と述べています。

米国はテロとの戦いをスローガンに掲げてアフガンを侵略しましたが、アフガニスタンは現在、テロ攻撃の影響を受けた国のリストの筆頭に挙げられています。米国はこれまでにその派兵した米軍の95%をアフガンから撤退させています。しかしこれが原因となって、アフガン反体制組織タリバンが活発化し、同国で各地域を新たに占領するという事態を招きました。同時に、アフガニスタンの治安状況の悪化はISISのテロ活動の増加を引き起こしています。ISISはこれまで、一連の爆弾テロ・攻撃により、数百人のアフガニスタン市民を殺めているのです。

 

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