10月 17, 2021 21:19 Asia/Tokyo
  • 極超音速兵器
    極超音速兵器

英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は16日土曜、中国が核弾頭の搭載が可能な極超音速兵器の発射実験を8月に行い、成功していたと報じました。

毎日新聞によりますと、この新兵器は、ロケットで打ち上げて地球を周回する軌道に投入し、攻撃目標が近づいたら大気圏内に再突入させる仕組みです。その後は超低空を飛行機のように細かく経路を変えながら飛行します。

また、弧を描いて飛ぶ弾道ミサイルと違い軌道の予測が難しい上、丸い地球に沿うように超低空を飛ぶため、弾道ミサイルを監視する地上レーダーでの探知は接近直前まで難しく、従来のミサイル防衛システム(MD)をかいくぐる可能性がると言われています。

今回の実験では、最終的な攻撃目標は外したものの、地球周回後に大気圏に突入するところまでは成功した模様です。

共同通信によりますと、米情報当局は今回の実験を受け、中国の技術力の「驚異的進歩」に衝撃を受けているといいます。

イルナー通信によりますと、米国防総省のカービー報道官は、今回の中国の実験について、「このような軍事能力の追求は、地域の緊張増大を引き起こすだけだ」と批判しました。

これに対し在英中国大使館の鄭沢光大使は、「中国の軍事政策は防衛のためのものであり、アメリカのような世界的な戦略は持っていない。中国は他国との軍拡競争には関心がない」と述べています。

極超音速兵器をめぐっては、中国が2019年10月の軍事パレードで「東風(DF)17」を初披露しました。北朝鮮もこれに形状が似たものを今年9月下旬に打ち上げています。また、ロシアは大陸間弾道ミサイルに載せる「アバンガルド」を2019年に配備したほか、戦闘機や海上艦船などから発射する新型の実験を重ねています。米国も同様の兵器の艦船搭載を急いでいます。

 

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