11月 29, 2021 18:49 Asia/Tokyo

IRIB通信がアフガニスタンの首都カーブルから、同国の人々の現在の経済状況が悪化していることを伝えています。

IRIB通信によりますと、現アフガニスタン統治組織・タリバンの政府使節団とアメリカおよび欧州の代表者らとの協議がカタール・ドーハで実施される一方、アフガニスタンの人々の生活は、依然として危機的な状況にあります。

この報道によれば、占領者たるアメリカがアフガニスタンより完全撤退してから約3ヶ月半が経ったこのほど、タリバンの使節団がドーハにおいて、アメリカと欧州の使節団と様々な形で会談しました。

今回の協議に対しタリバンとアメリカが抱く要求は、それぞれ異るものです。タリバンは、アメリカ国内にあるアフガニスタン資産の凍結解除と、同国国民への人道支援継続を求めています。しかしアメリカは、自国民のアフガニスタン出国と「テロとの戦い」が、この協議の議題だと表明しています。

アメリカ側は、アフガニスタンの外貨資産およそ100億ドルを凍結解除するつもりはまだありません。

アフガニスタンの大学で国際関係学の教鞭をとるAbdul Latif Nazari博士は、アフガニスタン資産が凍結解除されない原因について、「米国は経済的ルートを用いての、アフガニスタン国内での情報スパイ拡大やテロ組織ISISの強化を目論んでいる。彼らが望むのは、それによって同国国民の不満が増加することだ」と指摘しています。

ドーハ協議実施の一方で、アフガニスタンでは経済・保健医療状況が悪化して市場の不況のほか原材料価格の高騰も起きており、同国の人々の間に大きな懸念を生む問題となっています。

UNDP国連開発計画も、アフガニスタンでの銀行システム崩壊の可能性について警告し、「銀行システムが崩壊した場合、同業界の再生には数十年の時間を要するだろう」としています。

アメリカをはじめとした西側諸国は、様々な口実を持ち出してアフガニスタンの資産を凍結しています。

米軍は、20年間におよぶアフガニスタン占領と経済インフラの破壊を経て、今年8月末、敗北と屈辱にまみれて撤退しました。一方タリバンは、同月15日から同国の政権を掌握しています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ