12月 16, 2021 21:00 Asia/Tokyo
  • 中ロ首脳のオンライン会談 
    中ロ首脳のオンライン会談 

プーチン・ロシア大統領と習近平・中国国家主席が15日水曜、オンライン形式での会談を行いました。

両者は1時間半に及んだこの会談で、両国間関係の強化、米国主導の西側諸国による西アジア地域における緊張扇動、安全保障協定など、幅広い問題について話し合っています。

プーチン大統領は、ロシアと中国の関係を21世紀における政府間の新の協力の見本だとし、「中ロは国連安保理、SCO上海協力機構、BRICS・5大経済新興国グループでの活動において、互いに積極的に協力している」と強調しました。

冷戦後のロシアと中国の関係は、共通の利益と脅威の存在から、常に拡大してきました。特に、インド太平洋地域における米国の政策と行動は現在、中ロの主要な懸念・関心事の1つになっています。

この流れで、プーチン氏と習近平氏は、インド太平洋地域での米英・オーストラリア間の新たな軍事同盟・AUKUS安全保障協定について懸念を表明する一方で、それを世界のバランスを崩すものだとし、さらにこの協定がこの戦略的地域の緊張を助長するだろうと述べました。中ロの視点からは、アメリカはこのような安全保障同盟の結成により、インド太平洋の現在のバランスに変化を起こそうと企んでいる、と見られています。

ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)はこれに関して、「AUKUSは、核不拡散体制の基盤を根本的に弱体化させており、総合的に、地域の軍事的緊張のレベルを高めている」と語りました。

バイデン政権下のアメリカは、中国とロシアに対して非常に厳格なアプローチを採用しています。米国とロシアは、地域の危機、選挙干渉をめぐる相互告発、サイバー攻撃、軍備管理など多くの問題に関して大きな対立を抱えています。同時に、ロシアはこれまでに何度も、アジア太平洋地域での西側諸国の同盟形成に反対を表明し、この戦略的地域で不安定さや緊張を煽る行為と同等だと見なしています。

バイデン政権下の米国はまた、中国に対しても敵対的で厳格な政策と行動を倍加させています。バイデン政権の当局者はこれまでに繰り返し、中国を21世紀における最も重要な米国の戦略地政学的脅威だと吹聴してきました。バイデン政権当局は中国との互角な競争や、二国間関係の緊張緩和を主張しているものの、バイデン氏就任以来の中国に対する米国の行動や姿勢から見て取れるのは、アメリカが経済、貿易、軍事、安全保障、政治、サイバーの各分野での中国との全面的な対決と、その海事上の主張への対抗を画策していることです。

アメリカは、中国を自らにとっての最大のライバル、かつ世界レベルでの覇権獲得を目指す上での最大の脅威と見なして威嚇を試みる中で、Quad(クアッド・日米豪印戦略対話)、およびAUKUSの結成により、インド太平洋地域において中国をけん制しようとしています。この流れで、アメリカ政府は太平洋地域の同盟国と繰り返しさまざまな演習を開始し、海上交通の安全確保を主張することで、この地域での自国軍の駐留を強化させてきたのです。

一方、中国もまた、インド太平洋地域でのアメリカの行動に効果的に対抗すべくロシアとの軍事同盟のアプローチを選択し、この方向性にそって公海での警戒航行を行っているのです。

 

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