7月 20, 2022 17:38 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とプーチン・ロシア大統領
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師とプーチン・ロシア大統領

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、同国を訪問中のプーチン・ロシア大統領との会談で、「国際的な出来事から、イランとロシアが日増しの協力を行う必要性があることが判明する」と語りました。

ハーメネイー師は19日火曜午後、プーチン大統領とその随行団との会談で、特に西側の制裁を行使された後のイランとロシアの間の経済協力を、両国にとって利益のある必要不可欠のものだとしています。

また、両国間の取引で米ドルなど他の通貨に代えて自国の通貨を使用する政策を確認し、「米ドルは、国際取引の場から排除されるべきであり、またその段階的実施は可能だ」としました。

イランとロシアは国際舞台における一極主義に反対しており、イランは平和目的での核計画を、そしてロシアはウクライナ危機を理由に、アメリカを初めとする西側諸国の経済制裁を受けています。しかし、通商協力の発展、長期的協力の拡大、一部の障害の解消、制裁の影響緩和に向けた努力は、イランとロシアの当局の本格的な課題となっています。

イランとロシアの制裁無効化計画の中には、SWIFT以外の金融取引システムの使用とドルに代わる他の通貨の使用が盛り込まれています。両国はこの点に関して初期的な合意に達しており、これは近い将来に実施されることが期待されています。

プーチン大統領はハーメネイー師との会談で、米国がドルというツールを悪用して他国に制裁を行使し略奪をはたらいたことを指摘し、「これは最終的には米自身にとって有害で​​あり、結果的にドルに対する国際的な信用を失墜させ、他国をドルの排除や他通貨の利用へと向かわせることになる」とし、「ロシアとイランは両国間の取引で自国通貨を使用するという新しい方法を計画している」と語りました。

ハーメネイー師はこの会談でさらに、シリア問題を非常に重要なものだとし、同国に対する軍事攻撃への反対とその阻止の必要性、というイランの立場を強調するとともに、「シリアのもう一つの重要な問題は、アメリカによるユーフラテス川東部の肥沃かつ石油が豊富な地域の占領であり、それは同地域からの米軍撤収により解決される必要がある」と述べています。

豊富な埋蔵量の石油とガスの存在、および戦略的な通路の存在により、シリアのユーフラテス川東部地域は特に重要で運命を左右する地域とみなされています。アメリカがこの地域に目をつけている理由の1つとして、シリアがこの地域でイラクトルコに国境を接していること、また、そこにクルド人が存在することがあげられます。

シリア駐留米軍基地のほとんどは、ユーフラテス川東部地域に集中しており、重要なアルタンフ基地もシリア、イラク、ヨルダンの3国の国境地帯に位置しています。アメリカはこの軍事駐留を利用して、テロリストの動きを組織化し、窃取したシリアの石油を密輸し、合法的なアサド・シリア政権の2つの支持国であるロシアとイランへの圧力を強めています。こうした中、シリアの政府と国民はこれまでに何度も、この占領に反対し、自国の領土からのアメリカ軍の撤退の必要性を強調してきました。

イランの観点からして、シリアからの米軍の撤退が必要であり、この国の領土保全を維持する必要があることは言うまでもありません。イランはまた、シリア北部におけるトルコの安全保障上の懸念を軽減するための唯一の解決策は、政治的解決策であると考えています。

プーチン大統領はまた、シリア北部への軍事攻撃への反対を含めた、シリア問題に関する自国とイランの立場を、完全に合致したものと見ており、「ユーフラテス川東部地域はシリア軍の支配下になければならない」と述べました。

 


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