9月 29, 2022 21:22 Asia/Tokyo

イランのライースィー大統領は、核協議における信頼できる保証の提供と、保障措置関連の残課題の解決が、西側による再度の合意違反や政治的口実による反イラン決議の防止のため必要だと強調しました。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は28日水曜夜、国民と直接対話するテレビ番組に出演し、核協議の最新情勢について、最近のマクロン仏大統領との会談に触れ、「この会談で、保障措置問題の解決とイラン国民に経済利益がもたらされる制裁の解除という2つの原則を強調した」と述べました。

その上で、IAEA・国際原子力機関の政治的姿勢を批判し、「IAEAの首脳陣はイランの核施設を視察した後は『逸脱は見られない』と公式に表明するが、欧州に帰国したり、シオニスト政権イスラエルから連絡があったりすると、発言を変える。このような姿勢の変化は、IAEAが問題に対して政治的姿勢をとっていることの表れだ」としました。

ライースィー大統領はまた、先日の国連総会演説で2020年1月にアメリカにより暗殺されたイラン革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官の遺影を掲げ、各政治機関やメディアの注目を浴びたことについて、「テロ組織ISISを生んだのはアメリカであり、ISISやテロリズムと戦ったのはソレイマーニー氏だったということを伝えたかった」と語りました。

また、SCO・上海協力機構首脳会議出席のためのウズベキスタン・サマルカンド訪問について、「イランのSCO加盟は重要な出来事だ」としました。

これについてライースィー大統領は、「SCO加盟によりイランはアジアの経済インフラとつながった」とし、「SCO加盟諸国は世界人口の相当数を占めており、これらの国々や世界経済の中枢を握っている」と述べました。

その上で、ロシアや中央アジア諸国が参加するユーラシア連合やSCO加盟国は注目すべき国々であるとし、「イランがこれらの国々や機関と関係を持つことは、貿易・経済の発展に間違いなく貢献する」と述べました。

ライースィー氏は、服装に関して警察に指導を受けたマフサー・アミーニーさんが死亡した事件について、事件の全容解明にむけて措置がとられているとし、「この事件に関する我々の原則は、透明性と公正さだ。もしこの事件において過失があれば、追及の対象となる」と述べました。

また、この事件を機に起きたイラン国内での暴動については、「イラン国民は、どのような騒乱・暴動も治安を損ない、人命や財産への攻撃となることを理解している。それゆえ、暴動は誰の手であっても、どのような形態であっても受け入れられない」と語りました。

そして、「イラン国民は、この反革命・反動的行為を未遂に終わらせた。彼らは過去の騒乱のように、国内で混乱を引き起こそうとしていた」とし、「敵はいつも何かを口実にして混乱を生じさせようとするが、彼らはイラン国民のためなど思っていない。そのことはイラン国民自身がよく知っている」と述べました。

 


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