10月 04, 2022 16:21 Asia/Tokyo

イラン全軍の総司令官を兼任するイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が3日月曜朝、軍士官学校の学生らの卒業式において、クルド系女性マフサー・アミーニーさん(22)の死亡を口実とした国内での最近の暴動に関して、重要な演説を行いました。

ハーメネイー師は「これらの一連の暴動・騒乱は事前に計画されたものだった」と強調し、「今回問題となった女性がいなかったとしても、暴徒らは別の口実を持ち出し、今年は先月23日に国内で騒乱と暴動を起こしていただろう」と述べています。

また、「私は断言する。これらの一連の暴動や騒乱はアメリカおよび、(イスラエルという)偽りで強奪的シオニスト政権の陰謀計画であり、こうした連中は彼らから報酬を得ている輩や国外にいる一部の背信的なイラン人の一部の後押しを受けていた」と強調しました。

そして、「アメリカが反対しているのはイスラム共和制たるイランだけではなく、独立した強国イランにも反対である」と強調し、「彼らは、自らの命令に忠実に従い、自らにとっていいカモだったパフラヴィー王朝時代のイランを求めている」と語っています。

国内での最近の騒乱・暴動が国外から計画されたものだったと強調するイラン最高指導者の見解は、アメリカを筆頭とした国際的覇権主義者の全面的な暴徒への支援、並びにアメリカ側からインターネット関連の制裁解除によるものを初めとする、暴徒らへの支援のための具体的措置および、その用意を示す意思表示に注目すれば、なるほどとうなずけるものです。

実際に、アメリカは西側ブロックの主導者として、トランプ前政権時代から最大限の圧力行使という枠組みで各種制裁を講じ、イランに経済面での圧力行使により社会的不安や騒乱の扇動を追求したのみならず、ガソリンの値上げを口実とした2019年の騒乱、大統領選の結果への講義を口実とした2009年の騒乱といった具合に定期的に、イランへの内政干渉の口実を作っては、暴力行為や公共物の破壊に走る暴徒らへの支持・奨励に力の限りを尽くしています。

 

さらに、シオニスト政権イスラエルは、イラン核科学者の殺害や同国の核施設への破壊行為によって、イラン国民に対する自ら敵意を露骨に示しており、いわば米国と手を組んで、漁夫の利を得るべく、マフサー・アミーニーさんの死亡を口実にイラン国民に暴動や騒乱に加わるようしかけており、この方向で、イスラエルは特に反革命組織を初めとしたイラン国内の因子の助けを借りてきました。同時に、敵や彼らとつながりのある因子がイランでの騒乱を助長しようと予てから計画していたことに関しては、多くの証拠が存在しています。

 

そうした例として、最近の暴動において頻繁に連呼され、外国のメディアでも盛んに報じられているスローガンとして、「女性、人生、自由」が挙げられます。これは数年前に初めて、2018年制作のフランス映画「Girls of the Sun 」(日本語タイトル;「バハールの涙」)の中で、女性主人公の口から発せられたものです。

 

総合的に見て、マフサー・アミーニーの死亡を口実にした最近のイランでの騒乱により再び、イランの外国の敵がイランに内政干渉し、さらなる暴動を扇動する機会としてそれを利用することになりました。実際、最近の暴動ではアメリカ、時にはヨーロッパの政治指導者、それらの国のメディア、そして西側が支援する反イラン・ペルシャ語メディアが、捜査中の悲劇的な事件を悪用し、イラン国民の人権擁護のスローガンを掲げ、国民の安全を乱す者や暴徒らを支援しようと、あらゆる手段を尽くしました。しかし、そうした輩は、広場や街頭に繰り出し、国家や現体制への支持と暴徒や騒乱に断固として反対するという、数百万人ものイラン市民の行動を無視し、あるいは過小評価していたのです。

 

その一方で、反イランテロ組織モナーフェギン(MKO)のような反革命組織や王政派、さらにはイラン・クルド民主党・KDPIなども、アメリカを初めとした西側諸国の政府およびイスラエルの支援・誘導により、反イラン的な目的のために今回の問題を利用する無駄な努力をしていたことになるのです。

 


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