11月 20, 2022 19:10 Asia/Tokyo

イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が、「覇権主義がわが国との間に抱える主な問題は、イラン現体制が発展し世界で台頭すれば、西側世界による自由民主主義の論理が意味をなさなくなる、ということである」と語りました。

ハーメネイー師は19日土曜、テヘラン市内で行った中部イスファハーン州出身の人々と会談で、自由民主主義の論理で各国を支配する西側諸国の世界的覇権に触れ、「過去3世紀にわたり彼らは、自由や民主主義の欠如を口実に各国の資源を略奪してきた。貧しかったヨーロッパは、他の多くの富かな国を押しのけることで富裕になったのだ。しかし現在、イランでは宗教と真の民主主義を基盤とする1つの体制が、自国民にアイデンティティを与えて彼らに生気を吹き込み、西側による自由民主主義を事実上、意味のないものとした」と述べています。

ハーメネイー師が強調しているように、イランは1979年のイスラム革命後にイスラム共和国となった当初から、宗教に基づく民主主義のモデルを示して、西側の自由民主主義をはじめとした現行の複数の政治体制に立ち向かってきました。これにより、覇権主義体制による方程式はかき乱されることになりました。

産業、軍事、学術面などの各分野でイランが見せている進歩に視点を投じれば、イスラム革命の示した目的とモデルは正しい方向に進んでおり、イランの現体制を封じ込めようとして敵が行う経済・政治・軍事面などの全面的な圧力行使が、ことごとく失敗に終わっていることが分かります。

イランの進歩の例としては、イランにおける学術的進歩の速度が国際諸学会の報告に基づくと世界平均の11倍であり、さらに、世界の学術的生産においてイランの占める割合が1998年の0.07%から2020年には2%に達し、世界人口に占める割合に対して2倍の値となったことなどが挙げられます。イランはまた、ES細胞の研究・技術分野でも世界の10大先進国に数えられ、さらに人工衛星技術サイクルを完全に有する10カ国の一角にもなっています。

ハーメネイー師は今回の演説でさらに、国内で最近の暴動・騒乱を起こしている者たちの主な思惑が、国民を混乱の中に引きずりこむことにあるとして、「そうした者たちは、国民を巻き込めなかったことから、代わりに当局者らを疲弊させようと悪事を企んでいる。もっとも、これは誤りも甚だしい。なぜなら、こうした悪事は国民を疲弊させ、彼らへの嫌気や嫌悪感をさらに強めさせることにつながるからだ」と語りました。

敵はこの数週間、自らの持つ政治力やメディアの力の限りを尽くして、イラン国内の情勢不安や暴動、抗議行動の激化させようとしています。彼らのそうした行動の例としては、イラン南部シーラーズ、中部イスファハーン、南西部イーゼの3箇所で行われた、合計数十人の死傷者を出したテロ攻撃が挙げられます。

実際に敵は、これまでの混乱やテロ攻撃の間に、政治・経済面はもとより、SNSやインターネット、衛星放送などのあらゆる手段を使って、イランに対して「複合的戦い」を仕掛けています。こうした敵の行動の目的は、イランの若者らをそそのかし、世代・民族・宗派間の対立をあおり、国民同士の分裂を誘うことにあります。

イラン国内での騒乱や情勢不安を狙って敵がしかけたこの複合的戦いは、人的、社会的、経済的に甚大な損害を伴うものでした。しかし、イラン国民の賢明さや国内情報機関および治安機関の尽力により、敵の陰謀や思惑はこれまでと同様、実現には到らず未遂に終わっています。

ハーメネイー師はこの点について、「こうした一連の事件や犯罪、破壊行為は、国民や経済活動に問題を引き起こしている。しかし、こうした悪事を起こしている者やその背後にいる者たちは、イラン現体制に損害を与えられるほどには大きな力を持たない、はるかに矮小な存在である。悪事により広げられた風呂敷は、確実に畳まれる。そして、イラン国民はより大きな力と新たな精神力を持って、国家の発展における歩みを継続していくことだろう」と述べています。

 

 


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