2016年09月26日20時31分

イラン北西部東アーザルバーイジャーン州の観光名所の1つに、キャンドヴァーン村があり、この村は水量の多い同名の河川のほとりの美しい渓谷の間に立地しています。

この歴史ある美しい村は、東アザルバーイジャーン州の中心都市タブリーズから62キロにあるオスクーから、さらに22キロ離れており、サハンド山の西部の溶岩でできた山にあります。この地区は、緑豊かな放牧地が存在することから、数多くの遊牧民が集まってきています。

 

この村は、岩穴の中に住居が設けられており、遠くから見るとハチの巣のように見える独特の建築様式により、観光名所として大きな魅力を有しています。なお、この村の最大の名産品は蜂蜜です。

 

キャンドヴァーン村の全景

 

 

キャンドヴァーン村は、世界で3つしか存在しない岩穴の村であり、これにより他に例のない魅力を秘めています。この村の独特の建築様式、そしてその古い生活スタイルを成り立たせていることは、世界でも例外とされています。それは、トルコのカッパドキアなどの岩石地帯には人が居住していないからです。キャンドヴァーン村の岩のみでできている住居は、ピラミッド状で、家畜小屋も岩を掘った穴の中に造られています。

ミネラル分を含む泉も、6000年の歴史を誇るこの村の魅力の1つとされています。この泉の水は、腎臓疾患の治療に大きな効能があります。

 

キャンドヴァーン村

 

 

この村はさらに、薬草や手工芸品を扱う多くの店やバザールなどが存在しています。イギリスの著名な考古学者デイヴィッド・ロールは、イランでの発掘作業において、この村において、世界で最も古い郵便のための道路を発見し、この道路を、洞窟に住む人々が社会的な定住生活を送っていたとする自らの学説の1つを裏付ける根拠にしています。

この村の気候は高山気候で、これまでの調査によれば、この村の歴史はおよそ700年とされていますが、一部の学説ではイスラム以前の時代にまで遡るといわれています。

 

キャンドヴァーン村

 

 

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